10月27日(月曜日)午後7時より午後9時30分まで、中曽根外務大臣は、外務省賓客として訪日中のフェルハーヘン蘭外務大臣と飯倉別館において会談及び夕食会を行ったところ、概要以下のとおり。
(1)中曽根大臣より北朝鮮を巡る情勢につき説明したのに対し、フェルハーヘン外相から6者会合の枠組みを完全に支持し、拉致問題に関する日本の立場に同調する旨の発言があった。
(2)グルジア情勢に関し意見を交換し、基本的立場につき一致した。
(3)アフガニスタン情勢に関し意見交換を行った。この中で、フェルハーヘン外相からわが国が果たしている役割、特にインド洋における給油活動を高く評価する旨の発言があった。復興支援に関し、協力して取り組んでいくことに合意するとともに、先方からわが国の総額20億ドルに及ぶ支援を評価する発言があった。
(1)両外相は、日蘭両国が政治・経済・文化面で大変良好な関係を維持していることを互いに高く評価した。来年通商400周年を迎えるに当たって、バルケネンデ蘭首相の訪日が話題に上り、実現に向けて調整していくことで合意した。
(2)捕鯨問題に関し、中曽根大臣よりわが国の基本的立場を説明するとともに、シーシェパードの行為への対処に関しオランダ側の協力を求めた。これに対しフェルハーヘン外相より、捕鯨に関するオランダの基本的立場はご承知のとおりであるが、いかなる行為も法律の範囲内で行われるべきであり、かかる観点から日本側の要望に対応していきたい旨表明があった。
(3)いわゆる慰安婦問題に関し、フェルハーヘン外相から日本の立場の確認を求めたのに対し、中曽根大臣より、わが国政府の立場は平成5年の官房長官談話を踏襲する旨述べたところ、先フェルハーヘン外相は歓迎及び理解を示し、その旨本国議会に対して報告する旨述べた。