報道発表

パキスタンに対する無償資金協力「ペシャワール・トルハム間道路沿線のアフガニスタン難民受入コミュニティにおける社会的連帯及び平和構築計画」に関する書簡の交換

平成24年3月1日
  1. 本1日(木曜日)(現地時間同日),パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて,我が方河野章駐パキスタン臨時代理大使と先方田中敏裕国連開発計画パキスタン事務所長(Tanaka Toshihiro, Country Director, United Nations Development Programme(UNDP), Pakistan)との間で,9億9,600万円の紛争予防・平和構築無償資金協力「ペシャワール・トルハム間道路沿線のアフガニスタン難民受入コミュニティにおける社会的連帯及び平和構築計画」(Social Cohesion and Peace Building Programme for the Refugees Affected and Hosting Areas Adjacent to the Peshawar Torkham Express Way)に関する書簡の交換が行われました。
  2. アフガニスタンとの国境に位置するパキスタンのハイバル・パフトゥンハー(KP)州の一部と連邦直轄部族地域(FATA)は,パキスタンにおいて最も開発が遅れた地域の一つです。同地域はタリバーン等武装勢力によるテロ活動,パキスタン当局によるテロ掃討作戦,2010年に発生したパキスタン建国以来の大洪水などにより甚大な被害が発生しました。また1979年にソ連がアフガニスタンに侵攻して以降,多くのアフガニスタン難民が流入したことから同地域の生活環境は悪化し,アフガニスタン難民と受入地域住民の間には相互理解の不足により不和が生じています。
  3. 本計画は,パキスタン・アフガニスタン両国間の主要な物資輸送ルートであるペシャワールとトルハムを結ぶ道路沿線において,(1)アフガニスタン難民と受入地域住民の社会的連帯性を高めるための協議会設置,(2)持続可能な生計手段を確保するための職業訓練や営農指導,(3)テロや災害で破壊された道路,病院,学校等インフラの復旧・建設及び(4)FATA行政機関に対する研修を通じた地域開発能力の強化を行うものです。これにより,同沿線のアフガニスタン難民約43万人と受入地域住民約60万人の経済状況が改善されるとともに地域内の社会的連帯性が高まることにより,テロとの闘いにおいて極めて重要な同地域が政治的・社会的に安定し,南アジアの平和と安定につながることが期待されます。

(参考)
 パキスタン・イスラム共和国は,面積約79.6万平方キロメートル,人口約1億7,359万人(2010年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)1,050米ドル(2010年,世銀)です。

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