報道発表

貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合(概要)

平成24年11月20日
貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合(概要)(3) 貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合(概要)(2) 貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合(概要)(1)






11月20日午後5時から約2時間半,飯倉公館において,貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合が開催され,その後,署名式,共同記者発表,夕食会が行われました。
日本側は,玄葉光一郎外務大臣が議長を務め,外務省,財務省,厚生労働省,農林水産省,経済産業省,資源エネルギー庁,国土交通省及び国際協力銀行(JBIC)から幹部が参加しました。ロシア側は,シュヴァロフ,イーゴリ・イヴァノヴィッチ第一副首相が議長を務め,保健大臣,経済発展省,外務省,運輸省,エネルギー省などの次官や極東の知事等が参加し,従来以上にハイレベルの会合となりました。概要は以下のとおりです。
 また、本会合の結果,玄葉大臣とシュヴァロフ第一副首相は覚書に署名しました。

  1. 意義
    (1)極東・シベリア地域における協力,エネルギー・省エネ,医療,近代化・イノベーション,運輸,農業等各分野における協力,貿易投資環境の整備等に関し,建設的かつ具体的な議論が行われました。
    (2)新しい協力分野として,都市環境・インフラ等に関する諸問題について官民で議論するための「日露都市環境作業部会」の設置を決定しました。また,ロシアの貿易投資環境の改善に関する作業部会の設置につき一致しました。
  2. 極東・シベリア地域における協力
    双方は,APEC首脳会議に関連して日露間の一連のプロジェクトが実現したことを歓迎し,極東・シベリア地域における更なる協力を進めていくことで一致しました。
  3. 主要分野における協力
    (1)エネルギー・省エネ
     エネルギー協力については,玄葉大臣から,価格競争力と時機を逸することなくプロジェクトを進めることが重要であることを指摘するとともに,サハリン3につき日本企業の参画に対する関心を表明しました。また,双方は,ウラジオストクLNGプロジェクトや東シベリアでの共同探鉱等を進めていくことで一致しました。ロシア側からは海底ケーブルの敷設による電力輸出の可能性に関心が示されました。
     省エネ分野については,日露間で協力の可能性があるプロジェクトについて意見交換を行いました。
    (2)医療
     ロシア側から放射線医療等の分野における協力に強い期待が示されました。双方は,既に日本企業がロシアで医薬品工場を稼働させていることを歓迎するとともに,ロシアにおける日本の高度医療機器の普及等につき協力を進めていくことで一致しました。
    (3)都市環境
     双方は,ロシアにおける都市環境の改善,ビジネス環境の向上を進めることを目的として,「日露都市環境作業部会」を設置することで一致しました。同作業部会においては,高度経済成長とそれに伴う公害等各種問題を克服した日本の知見を活かし,ロシアにおける都市環境・インフラ等に関する諸課題について日露双方の官民関係者が議論を行う予定です。
    (4)近代化・イノベーション
     ロシア経済近代化に関する日露経済諮問会議のこれまでの実施を高く評価するとともに,引き続き具体的案件を互恵の原則に基づき進めていくことを確認しました。 ロシア側から,「ロスナノ」社と日本企業の協力の可能性や,「ロシア直接投資基金」と日本側との投資協力の可能性について関心の表明がありました。
    (5)自動車産業・運輸
     双方は,近年の日本自動車産業によるロシアへの進出を歓迎しました。玄葉大臣から,ロシアが導入した廃車税制度について問題提起をするとともに,シベリア鉄道の貨車不足問題の改善や港湾整備が重要であることを指摘しました。
    (6)農業
     双方は,農業分野の協力は,ロシアの農業生産性の向上と日本の食料安全保障の観点から有益であり,ロシア極東地域での農業技術・栽培に関する民間企業による協力プロジェクトの実現に向けて協力していくことを確認しました。
  4. 貿易投資環境の整備
     ロシアの貿易投資環境の改善が日本企業の対露進出の鍵であり,双方で努力していくことで一致しました。この観点から,日本企業がロシアで直面する制度上の問題につき検討を行う作業部会を設置することで一致しました。

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