
佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使とアル・マフムード・カタール外務担当国務大臣との会談
平成21年2月3日
- 3日(火曜日)、カタール訪問中の佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使は、現在、ダルフール和平プロセスを主導しているアフマッド・ビン・アブダッラ・アル・マフムード・カタール外務担当国務大臣と、現地時間午前10時から約1時間に亘り、現下のダルフール情勢などについて会談しました。
- 冒頭、佐藤大使より、アル・マフムード大臣に対し、我が国政府によるこれまでのダルフール問題に関する取組を説明するとともに、カタールによる和平イニシアティブを支持する旨表明しました。これに対し、アル・マフムード大臣より、カタール・イニシアティブの経緯、現状、今後のスケジュールにつき詳細な説明が行われるとともに、同イニシアティブへの我が国の参加を歓迎する旨表明がありました。アル・マフムード大臣は同時に、国際刑事裁判所(ICC)がバシール・スーダン大統領に対し逮捕状を発付した場合に和平プロセスが受ける影響につき懸念を表明しました。
- 両者は、ダルフールの人々の苦難を取り除くために、今後、協力してダルフールにおける和平プロセスを推進していくことで、意見が一致しました。
【参考】カタール主導によるダルフール和平プロセス(いわゆる「カタール・イニシアティブ」)
2006年来、継続して行われた国連、アフリカ連合(AU)による共同調停が不調に終わる中、アラブ連盟、AUの支持の下、カタールによる和平調停が昨年秋より本格化。アラブ・アフリカ諸国のみならず、英、米、仏なども、このイニシアティブを支持。アル・マフムード外務担当国務大臣の活発なシャトル外交により、二大ダルフール反政府勢力のうち、JEM(正義と公正運動)は同イニシアティブへの参加につき前向きな姿勢を示しつつある。(ただし、もう一派であるSLMヌール派(ダルフール最大の部族であるフール族を代表)は、未だに同イニシアティブへの参加を拒否している。)今後、2007年10月以来、1年半振りの和平会合開催に向けた気運の高まりが期待される。