「第4世代の原子力システムの研究及び開発に関する国際協力のための枠組協定」への署名について
平成17年3月1日
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「第4世代の原子力システムの研究及び開発に関する国際協力のための枠組協定」の署名式が、3月1日(火)(現地時間28日(月))、ワシントンで開催され、米国、カナダ、フランスおよび英国政府の代表が出席、署名を行い、また、わが国からは、政府の代表として、山本忠通駐米臨時代理大使が出席、署名を行った。同署名式には、2月1日に就任したサミュエル W. ボドマン米国エネルギー長官も出席した。
- この枠組協定は、将来的な世界のエネルギー需要に対応するための、持続可能であり革新的な次世代原子力システム(炉型)の技術の共同研究開発を推進するための多国間の枠組みである「第4世代原子力システムに関する国際フォーラム(GIF)」のメンバーとなっている10か国および1国際機関の間で、多数国間の研究開発協力の協力内容、条件等を定めるものである。昨年6月に開催されたシーアイランド・サミットにおいて採択されたG8行動計画「持続可能な開発のための科学技術」においてもGIFおよびこの枠組協定の締結を含む作業について言及されるなど、本分野の研究開発の協力は、国際的にも広く認知されているところである。
- この枠組協定への署名により、革新的な原子力技術の研究開発を進めている各締約国の研究実施機関とわが方の資源エネルギー庁、日本原子力研究所および核燃料サイクル開発機構とが行う共同研究開発が更に推進されることが期待される。
(参考)
GIFのメンバーは、日本、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、フランス、韓国、南アフリカ、スイス、英国、米国の10カ国とEUである。
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