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報道発表


ニカラグアの「西部2県保健医療センター整備計画」ほか1件に対する無償資金協力について


平成16年6月17日


  1. わが国政府は、ニカラグア共和国政府に対し、「西部2県保健医療センター整備計画」および「マナグア県基礎教育施設整備計画」の実施に資することを目的として、13億4,300 万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月17日(木)、東京において、わが方川口順子外務大臣と先方ノルマン・カルデラ・カルデナル外務大臣(Norman Caldera Cardenal,Ministro de Relaciones Exteriores de la Republica de Nicaragua)との間で行われた。

    (1) 「西部2県保健医療センター整備計画」
    (Proyecto de Fortalecimiento de los Servicios de Salud y del Sistema deReferencia en los Departamentos de Chinandega y Granada)
    供与限度額 8億2,800万円

    (2) 「マナグア県基礎教育施設整備計画(第2期)」
    (Proyecto de Rehabilitacion de Instalaciones Escolares de la EducacionBasica y Media del Departamento de Managua)
    供与限度額 5億1,500万円

  2. (1)「西部2県保健医療センター整備計画」

     ニカラグアでは、79年から89年まで行われた内戦の間、公共投資が行われていなかったため、医療施設、医療機材とも老朽化が進んでおり、また、大半の一次医療施設は、自治体から借り受けた他目的の施設を再利用しており、これらの改修と増築を繰り返すことで急場をしのいでいる。
     このような状況を改善するために、ニカラグア政府は、人口が集中しかつ貧困地域であるチナンデガ県、また、わが国の技術協力プロジェクトにより一次医療施設と二次医療施設の連携強化が取り組まれているグラナダ県において、一次レベルの適切な保健医療サービス網の強化と二次医療施設との連携改善を目的とする「西部2県保健医療センター整備計画」を策定し、その実施に必要な資金につき、わが国に無償資金協力を要請してきたものである。
     この計画の実施により、一次医療施設の機能回復、対象地域住民に対する適切な診療による妊産婦死亡率と新生児死亡率の減少が期待される。

    (2)「マナグア県基礎教育施設整備計画」

     ニカラグア政府は、「経済成長強化・貧困削減計画」を策定し、教育施設整備を通し、就学率を90%以上に向上させることと非識字率を10%以下に低下させることを目標に掲げている。この目標達成の重点項目として、マナグア首都圏への貧困層住民の流入に起因する教育問題に対応すべく、「マナグア県基礎教育施設整備計画」を策定し、この計画に必要な学校建設および教育機材の調達に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
     この計画の実施により、約8,300人の児童が新たに教育機会を得るほか、約4万人の児童が良好な教育環境で学習することが可能となることが期待される。

    (参考)

    ニカラグアは中米5カ国の一つであり、人口は507万人、農牧業を主要産業としている。一人あたりのGNI(国民総所得)は420ドル(2000年、世銀)。

・ 経済協力局 無償資金協力課


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