アーウィンPIF事務局長の来日について
平成16年5月7日
- グレッグ・アーウィン太平洋諸島フォーラム(PIF)事務局長は、5月8日(土)から13日(木)まで、外務省の招待により来日する。
- アーウィン事務局長は、滞在中、わが国政府および民間団体関係者との間で日・PIF関係に関する意見交換を行うほか、同時期にPIF議長代理として来日中のフィル・ゴフ・ニュージーランド外務貿易大臣と川口順子外務大臣との間で行われる予定の日・ニュージーランド外相会談にも同席する。
- アーウィン事務局長は、本年2月にPIF事務局長に就任し、地域協力の強化や「良い統治」を推進するため、現在PIF改革に精力的に取り組んでいる。
PIF改革のキーパーソンであるアーウィン事務局長との意見交換を通じて、わが国とPIFの対話が一層促進され、太平洋地域における協力関係の深化が期待される。
(参考)
- 太平洋諸島フォーラム(PIF:Pacific Islands Forum)
オーストラリア、ニュージーランドを含む太平洋諸島地域の16カ国・地域が加盟する地域協力の枠組み(国際機関)であり、国連等の国際場裡においても一定の影響力を有している。事務局はフィジーの首都スバに所在。わが国は、太平洋を共有するPIF地域の隣人およびパートナーとして、地域共通の課題に共に取り組んでおり、毎年夏には、日・PIF域外国対話をハイ・レベル(外務副大臣または外務大臣政務官が出席)で行ってきている(昨年8月の会合はニュージーランドで開催)。
- 「第3回日・PIF首脳会議(太平洋・島サミット)」
わが国は、1997年、2000年および2003年とこれまで3回にわたり日・PIF首脳会議(「太平洋・島サミット」)を開催し、PIF諸国とのパートナーシップの強化をはかっている。特に、2003年5月に沖縄にて開催の第3回太平洋・島サミット(共同議長:小泉純一郎総理大臣とライセニア・ガラセ・フィジー首相兼PIF議長(当時))では、太平洋島嶼地域の「持続可能な開発」の実現に向け、「より豊かで安全な太平洋のための地域開発戦略及び共同行動計画」を「沖縄イニシアティブ」として採択した。安全保障、環境、教育および人材育成、保健、貿易の5つを重点分野としている。
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