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報道発表


パプアニューギニアの「ゴロカ大学教育用機材整備計画」に対する無償資金協力について


平成16年4月19日


  1. わが国政府は、パプアニューギニア政府に対し、「ゴロカ大学教育用機材整備計画(the project for Improvement of Educational Equipment for the Unicersity of Goroka)」の実施に資することを目的として、2億7,900万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、4月19日(月)、ポートモレスビーにおいて、わが方山下勝男在パプアニューギニア大使と先方ラビー・ナマリュー外務・入国管理大臣(The Right Honourable Sir Rabbie Namaliu, Minister for Foreign Affairs and Immigration)との間で行われた。

  2. パプアニューギニアは初等教育での高い退学率、進学率の低迷、教育管理部門の弱体等の教育分野の課題に対処するため国家教育開発計画を策定し、中等学校教育を拡大した。また、すべての教育レベルにおいて、技術・農業・商業等の職業科目、理科科目の充実を図ることとしている。
     ゴロカ大学はパプアニューギニア唯一の中等教員養成大学であり、国家教育計画に基づいた質の高い中等教員、特に職業科目や理科系の有資格教員の養成が求められている。しかしながら、同大学では教育用機材の老朽化・旧式化、学生数の増加による実習機材の数量不足等により十分な改革の実績は上がっていない。特にコンピュータ機材や農業・理科機材については早急な整備が必要な状況である。
     このような状況の下、パプアニューギニア政府はゴロカ大学の教員育成課程の教育内容の深化を図り、質の高い中等教員を養成することを目的に、ゴロカ大学の教育用機材整備計画を作成し、わが国政府に無償資金協力を要求してきたものであり、これはパプアニューギニアに対するわが国の援助重点分野(人材育成)にも合致するため実施することとしたものである。

  3. この計画の実施により、旧式機材の更新と不足機材の追加が行われ、座学に対する実習比率が高まるなか、拡大した中等教育課程のカリキュラムに対応した機材による実習がなされ、ゴロカ大学における教育内容をより高度化・深化させることが可能となる。また、質の良い教員が育成されることにより、パプアニューギニアの教育レベル全体の改善が期待される。

    (参考)
    パプアニューギニアは、オーストラリアの北方に位置し、ニューギニア本島を中心とする大小千以上の島々で構成される太平洋島嶼国中最大の国家であり、人口は約520万人、1人あたりのGNI(国民総所得)は約5 80米ドルである。


・ 経済協力局 無償資金協力課


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