ドゥシャンベ淡水フォーラム開催結果について
平成15年9月3日
- ドゥシャンベ淡水フォーラムは、8月30日(土)から9月1日(月)まで、タジキスタンのドゥシャンベにおいて、53カ国、91の国際機関、NGO等の参加を得て開催され、1日、「ドゥシャンベ水アピール」を発出し閉幕した。
- 日本代表団長としてこのフォーラムに出席した武見敬三参議院議員は、30日の開会式において、「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(ヨハネスブルグ・サミット)、日本で開催された第3回世界水フォーラム及び同閣僚級国際会議の成果を踏まえ、具体的な行動を実施していくことの重要性を指摘し、このフォーラムが更なる一歩となることを期待する旨の演説を行った。
- 「ドゥシャンベ水アピール」は、本年(国際淡水年)を水に関連した国際的な目標を実施に移す契機とし、世界の水問題を解決するため、第3回世界水フォーラム閣僚級国際会議で発表された水行動集のフォローアップを目的に設立されたウェブサイト・ネットワークを活用することや、ラフモノフ・タジキスタン大統領が提案していた2005年から2015年を「国際“生命のための水”10年」と宣言することを国連に求めること等を主な内容としている。
- また、武見団長は、ラフモノフ大統領、アキロフ首相、ナザロフ外相等タジキスタン要人と会談し、二国間関係、地域情勢に関する意見交換を行った。更に、タジキスタン北部地方を訪問し故秋野政務官の殉職地において献花を行った他、草の根・人間の安全保障無償資金協力の完工式、署名式に出席した。
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