「第3回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(通称:太平洋・島サミット、PALM)」の開催について
平成15年5月8日
- わが国政府は、「第3回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(通称:太平洋・島サミット、PALM)」を、5月16日(金)、17日(土)の両日、沖縄県名護市(万国津梁館)において開催する。
- この太平洋・島サミットでは、小泉純一郎総理大臣および太平洋諸島フォーラム(PIF)の議長であるライセニア・ガラセ・フィジー諸島共和国首相が共同議長を務め、太平洋諸島フォーラムに参加する16カ国・地域から、首脳等が参加するほか、ニューカレドニアから閣僚がオブザーバーとして参加する予定である)。
- この太平洋・島サミットは、第2回太平洋・島サミット以来の日・PIF間の協力関係および国際社会による開発への取り組みの進展を踏まえ、国連ミレニアム開発目標(MDGs)や昨年9月にヨハネスブルグにおいて開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議」の原則およびコミットメント(確約)を太平洋地域で実現していく地域開発戦略について首脳間で忌憚のない議論を行い、安全保障、環境、教育・人材育成、保健・衛生、貿易・投資等についての取り組みを共同行動計画としてまとめることを目的とする。
- また、開催地である沖縄県や名護市の協力を得て、稲嶺恵一沖縄県知事主催昼食会、沖縄伝統芸能の紹介、沖縄のNGO(非政府組織)等による展示および沖縄県民との交流行事などが実施され、太平洋・島サミット参加者と沖縄県民との交流が行われる予定である。
(参考)
- PIF:Pacific Islands Forum (太平洋諸島フォーラム)
(1)太平洋諸島地域の16カ国・地域が加盟する地域協力の枠組み(国際機関)。
(2)事務局はフィジーの首都スバに所在。2003年8月の総会まではフィジーが議長国。
(3)加盟国・地域・・・フィジー、パプアニューギニア、トンガ、バヌアツ、ツバル、サモア、ソロモン、キリバス、パラオ、ミクロネシア、マーシャル、ナウル、クック諸島、ニウエ(わが国はクック諸島およびニウエを国家承認していない為「地域」としている)以上の14途上国・地域とオーストラリア、ニュージーランドを含めた合計16カ国・地域。
(4)日本は、毎年総会の後に開催される域外国対話に参加(副大臣または大臣政務官が出席)。
- 太平洋・島サミット開催経緯
第1回 東京 1997年10月 日本とPIF諸国との信頼関係強化
第2回 宮崎 2000年4月 太平洋フロンティア外交の発表
(行動計画を「宮崎イニシアティブ」として発表。フォローアップを実施)
第3回 沖縄 2003年5月 日本とPIF諸国との地域的(開発)戦略を議論
- 本会議の英語通称はPALM: Pacific Island Leaders Meeting。日本語では「太平洋・島サミット」と通称。
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