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報道発表


マケドニアの「スコピエ市呼吸器関連医療施設医療機材整備計画」に対する無償資金協力について


平成15年4月14日


  1. わが国政府は、マケドニア旧ユーゴースラビア共和国政府に対し、「スコピエ市呼吸器関連医療施設医療機材整備計画」(the project for Improvement of Medical Equipment for Respiratory Facility in Skopje)の実施に資することを目的として、1億600万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が4月14日(月)、オーストリアのウィーンにおいて、わが方橋本宏在マケドニア大使(オーストリアにて兼轄)と先方オグネン・マレスキー・オーストリア駐在マケドニア大使(Mr. Ognen MALESKI, Ambassador of the Former Yugoslav Republlic of Macedonia in Vienna )との間で行われた。

  2. マケドニアにおける医療は、比較的高水準にあったが、対ユーゴ経済制裁、コソボ紛争、国内アルバニア系武装勢力との紛争等の、1990年代から続いた旧ユーゴ紛争の直接的・間接的影響により、国内経済は疲弊し政府の財政状況が悪化したため、医療施設・サービスの改善、更新が困難な状況となった。特に、同国は盆地に位置しているため、排気ガス等を原因とする大気汚染による気管支炎の罹患率が高く、同国における呼吸器疾患分野の中心的役割を担う病院である肺・アレルギー・クリニックセンターでは、年間約1,300人の入院患者の治療と、約9,000人の外来患者に対する診断を行っているが、医療機材の老朽化のため必要な治療を行えない状況にある。
     このような状況の下、マケドニア政府は、肺・アレルギー・クリニックセンターの医療サービス向上のため「スコピエ市呼吸器関連医療施設医療機材整備計画」を策定し,この計画に必要な医療機材の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この計画の実施により、呼吸器疾患者に対し、より精度の高い検査・正確な診断が可能となり、マケドニアの医療水準の向上に資することが期待される。

  4. なお、マケドニアにおいては、2002年3月に対マケドニア支援国会合が開催されるなど、国際社会の参加による紛争後の復興支援が行われており、わが国としても積極的に支援を行うものである。


・ 経済協力局 無償資金協力課


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