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神奈川県内で発見された不審物の申告について
平成14年12月12日
- 神奈川県高座郡寒川町の「さがみ縦貫道路」工事現場で発見された化学剤の入った不審物は、化学兵器禁止条約(CWC)上の「老朽化した化学兵器」に当たる可能性があるので、外務省は、12日(木)、国土交通省からの情報提供を受け、同日中に在オランダわが国大使館を通じ化学兵器禁止機関(OPCW;本部オランダ・ハーグ)技術事務局に関連情報を申告した。
- 国土交通省から外務省への連絡によると、本件不審物は、本年9月25日から12月3日の間にかけてさがみ縦貫道路工事現場で発見されたビール瓶10本で、その内容物を分析した結果、うち8本がびらん剤のマスタードを、1本がやはりびらん剤のルイサイトを、残り1本が微量のマスタードを含んでいることが判明した。
- CWC上、締約国は、同条約発効後に「老朽化した化学兵器」の存在を知った場合には、OPCW技術事務局に情報を提出しなければならず、わが国の申告はこの規定に基づくものである。わが国からの情報の提出を受けたOPCW技術事務局は、この不審物が「老朽化した化学兵器」に該当するかを確認するための査察を行うことになる見通しである。その後、わが国関係当局がこの不審物を廃棄する際にも、査察の結果を踏まえ条約の関連規定が適用されることになり、更に査察などが行われる可能性もある。
- 外務省としては、CWC上の手続が速やかに進み、この不審物の処理が早急に行えるよう、OPCW技術事務局及びわが国関係当局と引き続き緊密に連絡していきたい。
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