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報道発表


マラウイの「リロングウェ・デッザ地下水開発計画(2/2期)」に対する無償資金協力について


平成14年8月7日

  1. わが国政府は、マラウイ共和国政府に対し、「リロングウェ・デッザ地下水開発計画(2/2期)」(the Project for Development of Groundwater in Lilongwe-Dedza)に資することを目的として、5億1,800万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、8月7日(水)、ザンビア共和国のルサカにおいて、わが方五月女光弘在マラウイ大使(ザンビアにて兼轄)と先方フライディ・ルイス・マクタ高等弁務官(His Excellency Mr. Friday Lewis Makuta, High Commissioner of the Repubic of Malawi to the Republic of Zambia)との間で行われた。

  2. マラウイでは、全国民の85%にあたる約847万人が地方村落に居住しているが、安全な飲料水が得られる住民は約352万人(給水率約41%)に留まっている。このため、多くの住民は川、沼、浅井戸等の水源に頼らざるをえず、水質不良や乾期における枯渇など、劣悪な給水環境におかれている。こうした状況を改善するため、マラウイ政府は、2010年までに地方の給水率を現状の41%から74%まで引き上げることを目標として、1994年「国家水開発計画」を策定した。現在、マラウイではこの計画の一環として、マラウイ水開発省において「分散深井戸建設計画」を実施中であり、2004年までに7,000本の深井戸建設を目指しているが、財政上、計画の実施が困難な状況にある。
     このような状況の下、マラウイ政府は、「分散深井戸建設計画」を支援するため、「リロングウェ・デッザ地下水開発計画」を策定し、給水率の低いリロングウェ県およびデッザ県の村落に対し、安全な飲料水を安定的に供給する深井戸の建設に必要な資金について、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この計画の実施により、リロングウェ県およびデッザ県の地方村落から500m以内に給水施設が建設され、住民の水汲み労働の負担が軽減されるとともに、安全な水の給水率が向上し、衛生状況と生活環境が改善され、水因性疾病の感染率の低下が期待される。


・ 経済協力局 無償資金協力課


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