東アジア開発イニシアチブ閣僚会合の開催について
平成14年7月31日
- 東アジア開発イニシアチブ(Initiative for Development in East Asia: IDEA)閣僚会合は、8月12日(月)、東京(帝国ホテル)において、外務省主催で開催される。なお、このイニシアチブは、小泉純一郎総理大臣が本年1月に東南アジア諸国を訪問した際に表明した「共に歩み共に進む」との考えの下、開発分野で打ち出した新しい外交イニシアチブである。
- この会合には、わが国からは川口順子外務大臣および杉浦正健外務副大臣のほか関係者が、ASEAN10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と中国、韓国の12カ国からは、それぞれ外務大臣と開発担当大臣が参加する予定である。
- この会合では、東アジア諸国の開発努力が経済発展を実現した中で、政府開発援助(ODA)が果たした役割を振り返ると共に、東アジア地域の今後の繁栄と安定に資する開発戦略およびODAを通じた開発協力のあり方について、自由に意見交換を行う予定である。
- また、この会合は、開発への取り組みが国際的にも高い関心を集めていることを踏まえ、8月末から南アフリカのヨハネスブルグで開かれる「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」、および来年後半に開催予定の「第三回アフリカ開発会議(TICAD III)」を念頭に、東アジア地域の開発戦略・開発協力に関する知見をアフリカを含む他の地域と共有し、開発に関する国際的な議論に貢献することを目指して行われる。
- なお、閣僚会合の終了後、議論の成果を文書としてまとめ、公表する予定である。
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