記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成29年12月5日(火曜日)8時49分 於:官邸エントランスホール)

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記者会見における質疑のあり方

【河野外務大臣】なるべく,ぶら下がり会見,丁寧にお伝えしてきたつもりですけれども,委員会がすぐ後にあるような,時間が切迫した中で,長い時間かけないと説明できないようなものは,改めてきちんと取材の時間を申し込んで,丁寧にお答えができるように対応していただきたいと思います。時間がないのが分かっているのに,短い時間では答えられないようなものをここで質問されるのは,ほかの記者さんたちにも迷惑だと思いますので,そこは私(大臣)の方から一言申し上げておきたいと思います。

冒頭発言

(1)国連総会における我が国核兵器廃絶決議案の採択

【河野外務大臣】先ほど,現地時間12月4日,ニューヨークの国連総会本会議において,我が国の核兵器廃絶決議案が,156か国の賛成を得て採択されました。
 核兵器国である米英仏の賛成,あるいは核兵器禁止条約に賛成した95か国を含む幅広い国々の支持を得られたことは非常に喜ばしいと思っております。
 第一委員会で賛成が144か国,それが12か国増えて156か国になったというのは,うれしく思っております。

(2)国際刑事裁判所裁判官選挙

【河野外務大臣】本日,NY時間の12月4日午後,国際刑事裁判所(ICC)裁判官選挙が行われ,赤根智子(あかねともこ)候補(国際司法協力担当大使兼最高検察庁検事)が88票獲得してトップ当選をいたしました。
 第1回投票で当選が決まったのは,赤根大使を含む2名,残り10名の候補は第1回では当選が決まらなかったと承知しております。
 赤根大使に対する高い評価と,ICCを通じて国際刑事法・人道法の発展に積極的に関与してきた日本の姿勢が評価されたのではないかと思っております。大変意義深いことだと思います。

フェルトマン国連政務局長の訪朝

【記者】国連のフェルトマン事務次長の訪朝が発表されましたけれども,これに対する大臣の受け止めをお願いします。

【河野外務大臣】国連の事務局とは,北朝鮮の問題についてもかなり意見交換をしてまいりました。フェルトマンさんが北朝鮮に行って,北朝鮮の体制に対して,今の政策の変更の必要性をしっかりと訴えてきてくれるものだと思っております。期待をしたいと思います。

【記者】北朝鮮の制裁が強化される中で,北朝鮮側から今回,政治対話の要請があったわけなんですけれども,こうした北朝鮮の動きについてどのように見ていらっしゃいますか。

【河野外務大臣】だいぶ制裁の効果が出てきているのではないかと思っております。北朝鮮が今のコースを続けていても,北朝鮮に明るい未来は来ないということを認識をして,きちんと政策変更をしてくれることを期待したいと思います。

米加共催の北朝鮮に関する会合

【記者】北朝鮮をめぐってですね,アメリカやカナダが呼び掛けている国連軍派遣会合なんですけれども,日本政府が12月中の開催を打診されたけれども,拒否したという一部報道なんですが,事実関係をお願いします。

【河野外務大臣】これはカナダ政府が北朝鮮に関する協議を行いたいという話があったのは事実ですが,国連の安保理の会合に日程が近かったということもあって,恐らく呼び掛けようとしている国の多くは安保理に来ているので,会合自体が成立しないだろうということは申し上げて,日程を変更するというような話はカナダ政府からはありました。
 国連軍派遣国の会合というような表記が散見されますけれども,当初は全くそういうことではなくて,どっかの段階でそういうことを誰かが使い始めたのだろうと思っておりますが,国連軍派遣国と言うと,特に現在の北朝鮮の状況に関係のない国も含まれるというか,関係がないというのはちょっと語弊があるかもしれません,やや距離的にも地理的にも遠い国も含まれるということもありますので,もう少し参加国を絞るべきではないかというようなことを,その時にはお伝えいたしました。引き続き,いろんな協議をその問題に対してはやっているところであります。

核兵器廃絶決議案

【記者】国連の決議案の話なんですけれども,昨年の決議案と比べると賛成した国が減っておりまして,内容,表現ぶりなどの後退というのも指摘されています。このところ被爆国政府としての求心力が低下しているという指摘も被爆者などからもありますが,それについてはどうお考えでしょうか。

【河野外務大臣】核兵器禁止条約に賛成している国が95か国も賛成をしてくれておりますし,米英仏,特に米英は共同提案国にもなってくれておりますので,そういう意味で,今国連に提出されている核軍縮・不拡散に関する決議案の中で,日本の提案というのが最も多く,様々な国の,様々な立場をとる国の間で支持をされているものと認識をしております。

日中海洋協議

【記者】日中海洋協議が始まりますけれども,海空連絡メカニズムに関する期待と,今後の見通しについてお願いします。

【河野外務大臣】上海だったかで行われると思いますが,しっかり様々意見交換,議論をしてもらいたいと思っております。

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