記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成29年8月30日(水曜日)18時55分 於:外務省中央玄関)

冒頭発言

【河野外務大臣】今日は北朝鮮の問題などに関係しまして,いくつか電話会談を致しました。イギリスのボリス・ジョンソン外務大臣とは安保理などを含め,緊密に連携をしていこうということで北朝鮮のミサイルの発射については完全に認識を共有し,日本の国民の不安を共有するというような話がございました。
 それからオーストラリアのビショップ外務大臣とも電話会談をやりました。オーストラリアはターンブル首相とビショップ外務大臣が連名でメディアにステートメントを出して頂いておりまして,大変強い支援を頂きました。
 それから安保理の議長国であるエジプトのシュクリ外務大臣と電話会談をして,安保理の緊急会合を開催をし,議長声明を大変強い調子で明確に出して頂いたことに感謝申し上げると共に,議長国は明日(31日)で終わりでエチオピアに代わりますけど,安保理の中でエジプトとは引き続き緊密に連携をしていきたいという話をさせて頂きました。
 それからイスラエルのネタニヤフ首相兼外務大臣とも電話会談を致しまして,これは北朝鮮の問題と,それから今度中東の政治対話その他を今検討しておりますので,そういうことを含め,イスラエルのネタニヤフ首相兼外務大臣とは早めに会談をしたかったものですから,北朝鮮,中東問題併せて話をさせて頂きました。
 それから今日はベトナムから共産党の中央組織委員長が来日しておりまして,これは先般のASEANの外相会合の中でもベトナムから非常に日本に対して強い支持を頂きました。そういうこともあって,そのお礼と北朝鮮の問題についての話も致しました。ベトナムからも同様に制裁を,しっかり履行し圧力をかけていくべきだというところでは意見が一致致しました。とりあえず今日のところはそんな感じでございます。

質疑応答

【記者】それぞれの国,地域も違えばですね,安全保障理事会の理事国だったり,そうでない国も含まれますけども,それぞれの国の北朝鮮に対する関心度についてバラツキ等は感じませんでしたか。

【河野外務大臣】例えばヨーロッパのイギリスのジョンソン外務大臣などは極めて明確で,北朝鮮に対して,イギリスは北朝鮮に大使館があるわけですが,北朝鮮に対して非常に強い感じでメッセージを出してくれましたし,オーストラリアも安保理のメンバーでは今はありませんけども,首相,外相合わせてステートメントを出してくれるというような大変強い支持を頂きましたし,恐らくどこかの段階で日本,アメリカ,オーストラリアの首脳会談というものも考えていく必要があるというふうに思いますが,全体的に北朝鮮に向けての憤り,非難という面では一致をしていると思います。

【記者】これで大臣はこの二日間で六つの国の外務大臣と電話会談をしたことになるかと思うんですけど,とりわけ北朝鮮問題について鍵を握るとされる,中国やロシアとはまだ外務大臣との電話会談はされていませんが,今後どのような働きかけを考えてらっしゃいますでしょうか。

【河野外務大臣】中国,ロシアとは電話会談その他の呼びかけをしておりますが,ラヴロフ外務大臣は出張中ということでなかなかつかまりませんが,ウラジオストクにもし総理に同行していくならば,外相会談をそこでやれればというふうに思っております。中国ともなるべく早いうちに会談をしたいと思っております。

【記者】イギリスの外相やオーストラリアの外相との協議の中で,中国やロシアの役割についてどのようなやりとりがあったのですか。

【河野外務大臣】中国やロシアがその役割をしっかり果たすべきだというところでは認識は共有致しました。

【記者】それはイギリスもオーストラリアも両方一緒ですか。

【河野外務大臣】そうですね。

【記者】四か国との電話会談を通じて,全て北朝鮮の今回の弾道ミサイル発射問題で国連での協力を含めて連携していこうということで一致したということでよろしいですか。

【河野外務大臣】そうですね。

【記者】圧力強化についても一致したということでいいんですか。

【河野外務大臣】圧力の強化については新たな安保理決議を含め,これから色々考えていこうと,これまでの安保理決議をまず全ての国に完全に履行してもらうということと,今回の議長声明で北朝鮮に対してかなりクリアなメッセージを出すことが出来たと思いますので,まず今までの安保理決議をしっかりと履行していくということと,更にそこから先,必要ならば新しい安保理決議を含め考えようということです。

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