小泉総理大臣演説
小泉総理大臣の対中南米政策に関する演説
(ポイント)
1.冒頭
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本年、サンパウロ市制450周年。 |
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従兄が住む街として、個人的にも格別の親近感。
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2.日本と中南米の関係
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日本と中南米の絆の礎を築いた、150万人以上にのぼる日系人の努力に敬意。 |
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現在、33万人余の中南米の人々が在日。新たな文化や価値観をもたらす。 |
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日本と中南米は共通の価値観(民主主義、市場経済)を共有。日本は中南米の改革努力を支援。 |
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日本は、中南米にとり重要な貿易・投資パートナー。しかし、日本と中南米の経済関係を更に発展させる余地あり。
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3.日・中南米 新パートナーシップ構想
(「小泉ビジョン」:"A Vision for a New Japan - Latin America and Caribbean Partnership")
(1)「協力」= 経済関係の再活性化 / 国際社会の諸課題への取組
(イ)経済関係の再活性化:最重要な柱
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主要国との経済関係の強化 |
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日本メキシコ経済連携協定の署名等 |
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中南米のエネルギー・資源の重要性 |
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資源開発への協力 |
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地域統合の推進は発展の鍵 |
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中南米のインフラ統合への協力
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(ロ)国際社会の諸課題への取組
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国際社会の平和と安全の維持 |
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国連・安保理改革 |
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国際社会の繁栄の実現 |
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多角的自由貿易体制の維持・強化 |
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経済発展と環境の両立(3R)立
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(2)「交流」= 相互理解・人物交流の促進
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様々な分野で交流 |
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サッカー(ジーコ日本代表チーム監督、中南米選手のJリーグでの活躍)、音楽(ボサノバ、レゲエ)等 |
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将来の日本・中南米を築く青年同士の交流 |
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今後5年間で延べ4千人招聘 |
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東アジアと中南米の交流促進 |
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東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラムで主導的役割(外相会合主催等)
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4.結語
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日本とブラジル、中南米の間に、太平洋をまたぐ「友好の架橋」をかけるべく協力。 |
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ブラジルの重要な役割を期待。
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