外務大臣談話

北朝鮮による弾道ミサイル発射に関する国連安全保障理事会決議の採択について
(外務大臣談話)

平成29年12月23日

英語版 (English)

1 本23日(ニューヨーク時間22日午後),国連安全保障理事会が,北朝鮮が11月29日に新型とみられるICBM級の弾道ミサイルを発射したことを受け,北朝鮮に対する制裁措置を前例のないレベルにまで一層高める強力な国連安保理決議第2397号英文(PDF)別ウィンドウで開く和訳(PDF)別ウィンドウで開く)を我が国が議長を務める国連安保理において全会一致で採択したことを高く評価します。

2 11月29日の北朝鮮による弾道ミサイル発射は,北朝鮮が全ての国連加盟国にとってグローバルな脅威であることを改めて明確に示しました。また,北朝鮮による核計画の進展は,核兵器不拡散条約(NPT)体制を根底から脅かすものです。北朝鮮が国際社会の声を無視し,累次の関連する安保理決議及び日朝平壌宣言に違反し,六者会合共同声明の趣旨にも反する弾道ミサイル発射を繰り返していることは,断じて容認できません。

3 私が議長を務めた,12月15日の北朝鮮問題に関する安保理閣僚級会合においては,核武装した北朝鮮は決して受け入れられず,全ての国連加盟国による安保理決議の完全な履行が不可欠であるとの一致したメッセージを発することができました。この会合に引き続き,我が国の安保理議長下で,北朝鮮が核・ミサイル開発を継続する限り,圧力を高め続けるとの国際社会全体の意思を反映した安保理決議を全会一致で採択したことは極めて意義深いものです。

4 決議第2397号は,累次の安保理決議に加え,石油分野における更なる供給規制や報告義務の新設による手続の厳格化のみならず,北朝鮮の輸出による外貨収入を事実上枯渇させるための措置や,北朝鮮籍海外労働者の24か月以内の送還,海上輸送に係る一層厳格な措置などを含む極めて強力なものです。我が国は,安保理非常任理事国としての任期を終えた後も,米国を始めとした関係国とも緊密に連携しながら,全ての国連加盟国に対し,新たな安保理決議を含む関連安保理決議の完全な履行を働きかけていく考えです。

5 北朝鮮に政策を変えさせるため,毅然とした力強い外交を展開し,日米,日米韓3か国で協力し,中国,ロシアを含む関係国とも緊密に連携しながら,安保理決議の完全な履行等を通じて,国際社会全体で北朝鮮への圧力を最大限まで高める必要があります。また,拉致問題については,北朝鮮に対してストックホルム合意の履行を求めつつ,北朝鮮に対する国際社会の圧力を梃子としつつ,北朝鮮に拉致問題の早期解決に向けた決断を迫ることが不可欠です。北朝鮮の核,ミサイル,そして何よりも重要な拉致問題の解決に向け,全力を尽くしてまいります。


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