外務大臣談話

赤根国際司法協力担当大使兼最高検察庁検事の国際刑事裁判所裁判官当選について
(外務大臣談話)

平成29年12月5日

英語版 (English)

1 12月4日(米国東部時間),ニューヨークで開催されている国際刑事裁判所(ICC)第16回締約国会議において,ICC裁判官選挙が行われ,我が国から立候補していた赤根智子(あかね・ともこ)国際司法協力担当大使兼最高検察庁検事が当選したことを歓迎します。

2 我が国は,ICCを通じた国際刑事法・人道法の発展に積極的に参画していくとともに,人材面でもICCに最大限の貢献を行っていく考えです。今次選挙の,赤根大使の当選は,同大使への高い評価を示すだけでなく,このような我が国の積極的な姿勢が認められたことを意味しており,その意義は大きいと考えます。

3 赤根大使は,刑事法実務に精通しており,今後,ICC裁判官として,一層の活躍を期待します。

[参考1]国際刑事裁判所(ICC)(PDF)別ウィンドウで開く
 ICCは,「国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪」(ICCローマ規程前文)を行った個人を国際法に基づき訴追・処罰するため2002年に発足した史上初の常設国際刑事裁判所。オランダ(ハーグ)に所在し,2017年12月現在,締約国数は123か国。我が国は2007年10月1日に加盟し,105番目の締約国となった。

[参考2]2017年ICC裁判官通常選挙

(1)ICC裁判官(任期9年)は18名で,6名ずつ3年毎に締約国会議によって改選される。今次ICC裁判官通常選挙は,12月4日(米国東部時間)からニューヨークで実施。任期が2018年3月までの6名の改選選挙であり,我が国出身の尾﨑久仁子判事(2009年当選)も改選対象。我が国は赤根智子候補(国際司法協力担当大使兼最高検察庁検事)を擁立。

(2)今次選挙では,我が国のほか,11か国(ウガンダ,レソト,ガーナ,ベナン,モンゴル,イタリア,カナダ,クロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ウルグアイ,ペルー)が候補者を擁立。選挙の結果,赤根智子候補は第1回目投票でトップで当選が確定した。

[参考3]赤根智子国際司法協力担当大使兼最高検察庁検事
 1982年に検事任官後,横浜,名古屋,仙台,東京地方検察庁で勤務。国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)教官(1996~1999年)を経て,札幌地方検察庁公判部長(2000~2002年),国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)次長(2002~2005年),名古屋大学法科大学院等教授(2005~2008年),法務総合研究所国際協力部長(2009~2010年),函館地方検察長検事正(2010~2012年),法務総合研究所国際連合研修協力部長兼国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)所長(2013~2014年),法務省法務総合研究所長(2014~2016年)等を歴任。2016年6月より現職(同年4月から国際司法協力担当大使)。東京大学(法学部)卒業(1980年),米ジャクソンビル州立大学修士号(刑事司法コース)取得(1990年)。


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