談話・コメント

外務報道官談話

ギニア共和国大統領選挙第二回投票の実施について

平成22年11月8日

  1. 11月7日(日曜日),ギニア共和国において大統領選挙第二回投票が実施されました。今次大統領選挙は,同国史上初の民主的な選挙であるとともに,2008年末に発生した軍事クーデター以降混乱の続いていた同国において民主化プロセスを進展させる観点から,極めて重要な意義を有するものです。

  2. 今回の選挙には,我が国を含む各国及び国際機関からの選挙監視団が各地に展開しました。我が国としては,第一回投票から第二回投票を通して今次選挙が大きな混乱もなく平和裡に実施されたことを歓迎します。

  3. 我が国は,全ての当事者が最終結果発表まで冷静に行動することを強く期待します。

【参考】 ギニア情勢

(1)2008年12月,ランサナ・コンテ・ギニア共和国大統領の死去の翌日,カマラ大尉率いる軍部がクーデターにより同国内の実権を掌握。我が国は,同国における非民主的な政権交代を非難し,早期憲法秩序の回復,民主制の維持が重要である旨の外務報道官談話を発出した。

(2)CNDD(民主主義と発展のための国民評議会)暫定軍事「政権」は,当初2009年末に大統領選挙を予定していたが,①カマラCNDD代表の不出馬約束の撤回,②政党のデモに対する治安部隊の武力制圧による多数の死者発生(2009年9月28日),③カマラ代表の暗殺未遂事件(2009年12月3日)などが相次ぎ,選挙実施が先延ばしされてきた。

(3)コンパオレ・ブルキナファソ大統領の調停の下,2010年1月に成立したワガドゥグ共同宣言に基づき,コテナ「大統領」代行(兼国務大臣)が野党党首を「首相」に迎えた暫定国家統一「政府」が発足,5月には改正憲法が公布された。

(4)6月27日に実施された大統領選挙第1回投票では,有効投票の過半数を得票した候補がいなかったため,セル・ダーレン・ディアロ候補(43.69%得票)及びアルファ・コンデ候補(18.25%)の上位2名が第2回投票へ進んだ。

(5)7日,第二回投票が実施。同国の選挙法では,72時間以内に暫定結果発表,その後いずれの候補者からも異議申し立てが行われなければ暫定結果発表後8日以内に最終結果が確定される。ディアロ及びコンデ両候補者から平穏な選挙実施につき満足の意が表明された。

(6)我が国はギニアの選挙プロセス支援のためUNDPに183万ドルを拠出済み。また,第一回及び第二回投票には在ギニア日本大使館員が選挙監視に参加した。


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