談話・コメント

外務報道官談話

最近のパレスチナ情勢について

平成19年6月19日

  1. 我が国は、最近のパレスチナ情勢、特にハマスによるガザ地区制圧と同地区の人道状況の更なる悪化を深く憂慮している。こうした事態は「二国家解決」に基づく中東和平の実現への人々の希望に反するものである。
  2. 我が国は、緊急内閣の樹立等、アッバース・パレスチナ自治政府大統領による混乱の早期収拾に向けた取組を支持するとともに、全ての関係者に対し、更なる事態の悪化を回避するためのアッバース大統領の取組に協力するよう強く要請する。
  3. 我が国としては、アッバース大統領の取組を目に見える形で支えるため、先般表明したとおり、大統領府を通じた直接支援を検討しているところである。

【参考】パレスチナ新内閣の概要

(1)6月14日(木曜日)、ハマス武装勢力によるガザ地区の掌握を受け、アッバース・パレスチナ自治政府大統領は、自治区全域に緊急事態を宣言し、15日、ファイヤード前財務庁長官を首相に指名。17日、大統領の承認によりファイヤード新内閣が発足した。

(2)閣僚の構成は、ファイヤード首相以下計12名の内閣。閣僚には独立系の実務家が多数を占めるとされている。ファイヤード首相は、外務庁長官及び財務庁長官を兼務。

(3)ファイヤード新首相の発言は以下のとおり。

1)新内閣は、PLOの綱領及びPLOが行った全てのコミットメントに則り、一つのチームとしてその任務に専念する。内閣は、パレスチナ人民の唯一の正統な代表者たるアッバース大統領の政策を採用する。

2)この内閣は、安全、安心及び威厳ある生活といった市民が必要としているものを実現すべく、努力していく。また、西岸地区とガザ地区の法的、政治的な一体性を確認する。内閣は、市民の安全を優先事項とし、その確保に取り組むとともに、ガザ地区の麻痺と混乱を終わらせるべく、計画を策定していく。ガザ地区の住人に対して必要な物資が確保されるよう努めていく。

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