町村外務大臣談話
安保理改革に関するアフリカ連合(AU)特別外相会合の結果について
平成17年3月8日
- 3月7日から8日まで、エチオピアのアディスアベバにおいてアフリカ連合(AU)特別外相会合が開催され、アフリカが国連安全保障理事会において完全に代表されるために、少なくとも2つの常任議席を求めること等がAUとして合意された。
- わが国は、昨年12月アナン事務総長に提出された「ハイレベル委員会」報告書のモデルAを基本とする、安保理の常任・非常任理事国の双方を拡大するとの考え方を支持している。その観点から、今般AUがコンセンサスにより少なくとも常任議席2議席を求めるとの合意に至ったことを歓迎する。あわせて、この問題に対するAUおよびアフリカ諸国の取り組みと努力に敬意を表し、高く評価したい。
- 国連創設60周年を迎え、国連改革の機運が高まっている現在、わが国としては、今回のアフリカの立場の決定を受けて、今後、一層国際社会との連携を深めつつ、望ましい安保理改革の実現およびわが国の常任理事国入りへ向けての取り組みを強化していく考えである。
(参考1)ハイレベル委員会報告書(昨年12月発出)要旨
- 安保理改革の具体案を2案提示。
(1)モデルA:常任議席6、非常任議席3を拡大し、計24議席とする案(アフリカ地域は常任議席2、非常任議席4(現行の3議席に1議席を追加))
(2)モデルB:4年任期の再選可能な議席8、非常任議席1を拡大し、計24議席とする案(アフリカ地域は4年任期の再選可能な議席2、非常任議席4(現行の3議席に1議席を追加))
- 総会は、国連分担金、任意拠出金、PKOへの参加において各地域の上位3ヵ国を優先的に考慮し安保理メンバーを選出。
- 全ての構成国のレビューを2020年に行う。
- 拒否権の拡大は行わない。
(参考2)AU特別外相会合に至る経緯
- 1月30日~31日、ナイジェリアのアブジャで開催されたAU首脳会議にて、2月20日~22日の15ヵ国委員会での検討を踏まえ、3月にAU特別外相会合を開催し、アフリカの安保理改革に関する立場をまとめることが決定された。
(参考3)AU特別外相会合の結果要旨
- アフリカに少なくとも常任2議席、非常任5議席、新常任議席にも拒否権を要求。
- 常任理事国の具体的な国名は未定。
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