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外務報道官談話

北朝鮮による日本人拉致問題について


平成17年2月24日


  1. 本日(24日)、北京の「大使館ルート」を通じて、北朝鮮側よりわが方に対し、北朝鮮による日本人拉致問題について北朝鮮側が1月2 6日に伝達してきた「備忘録」に関しわが方が2月10日に北朝鮮側に伝えた反論文書に対する回答があった。

  2. 北朝鮮は今回の回答の中で、「日本側の反論は科学的な論証が欠如しており、絶対に受け入れられない」、「この問題について日本政府と議論する考えはない」とした上で、わが方に対し、北朝鮮側が横田めぐみさんの「遺骨」としてわが方に渡した骨を遅滞なく返還し、責任ある者の処罰を求める、日本政府のいう「厳しい対応」に合わせて行動措置を選択するなどとしている。

  3. 昨年11月の第3回日朝実務者協議を通じて北朝鮮側から提示された情報・物証全般に関し、わが方は、昨年12月25日、北朝鮮側に対し、わが方の精査結果を伝え、抗議を行って以来、迅速かつ納得の行く対応を求めてきているが、今般の北朝鮮側の対応は、このようなわが方の求めに応じるものでは全くない。

  4. 政府としては、北朝鮮側に対し、生存する拉致被害者の即時帰国と真相究明を改めて強く求める。北朝鮮側が今後も引き続きこうした対応に終始する場合には、わが方として、既に明らかにしているとおり、北朝鮮側に対する「厳しい対応」を講ずることをせざるを得ず、このことは北朝鮮の利益にならないことを重ねて表明する。また、この機会に核問題についても、北朝鮮側が六者会合に早期かつ無条件に復帰し、問題解決のために前向きな対応をとることを強く求める。


外務報道官談話 / 平成17年 / 目次


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