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川口外務大臣談話

最近のガザ地区における暴力の継続について


平成16年3月8日


  1. わが国は、3月6日(土)午前(現地時間)、ガザ地区のエレズ・チェックポイント付近においてパレスチナ過激派(ハマス、イスラミック・ジハード、アル・アクサー殉教者旅団)の共同作戦による爆発、銃撃事件が発生したことを断固として非難する。こうした暴力行為は、話し合いによる問題解決を妨げるものであり、パレスチナ自治政府はこうした暴力行為の発生を防止すべく、過激派の取り締まりに最大限の努力を払い、着実に成果を上げる必要がある。

  2. また、同7日(日)午前(現地時間)のイスラエル軍によるガザ地区パレスチナ難民キャンプ2ヶ所に対する襲撃は、テロ基盤に対するピンポイント攻撃とされているが、パレスチナ人の子供を含む一般市民に多くの死傷者が出たことは極めて遺憾である。イスラエル側は、最大限の自制を行使して事態の沈静化を図ることを強く期待する。

  3. わが国は、和平に前進が見られないことを深く憂慮しており、暴力の継続により、事態が悪化することを強く懸念する。また、わが国は、イスラエル、パレスチナ両当事者が対話と協力を通じたロードマップ実施に向けた取組を一日も早く再開するよう強く期待する。

(参考)
  1. 6日午前10時半頃(現地時間)、ガザ地区のエレズ・チェックポイントの要人通行路付近において爆発及び銃撃事件が発生し、その結果計6名のパレスチナ人(4名は武装者、2名は警察官)が死亡し、少なくとも15名のパレスチナ人が負傷した。一連の爆発および銃撃事件については、ハマス、イスラミック・ジハード、アル・アクサー殉教者旅団の共同作業であるとの犯行声明が発出された。なお、本件発生の際、現場にはJICA「パレスチナ要請背景調査団」一行および関係者が居合わせたが、身体等への被害はなかった。

  2. 現地時間3月7日未明(日本時間7日午前)、イスラエル軍はガザ地区中部にある難民キャンプ2ヶ所(ブレイジキャンプ及びヌセイラートキャンプ)を襲撃し、この結果少なくともパレスチナ人14名(内子供3名、IDFによれば内9名はハマス、1名は人民抵抗委員会の武装者)が死亡した他、パレスチナ側の発表によれば約80名が負傷した。イスラエル軍は同日午前10時頃、両キャンプから撤退した。イスラエル軍によれば、本件作戦はガザ中部のテロ基盤に対するピンポイントの軍事作戦であり、数週間前から計画されていたもので、上記1.の事件とは無関係である由。一方、パレスチナ内閣は、イスラエルがガザからの一方的撤退を前に故意に占領地での暴力を激化させていると非難した。


川口外務大臣談話 / 平成16年 / 目次


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