外務報道官談話
ウクライナ大統領選挙(決選投票)について
平成16年11月24日
- 11月21日(日)に実施されたウクライナ大統領選挙の決選投票に関し、わが国は、これまでもウクライナ政府に対し民主的な選挙を実施するよう働きかけを行ってきたところであるが、改めて、同政府が、今回の選挙が民主的基準を満たすものではなかったとの国際社会の懸念を解消し、民主的な原則を確保することを強く希望する。
- また、同国においては、現在、首都キエフなどにおいて、中央選管の開票結果に抗議する集会が行われているが、わが国としては、関係当事者に対し、自制と平穏を呼びかける。
(参考)
- ウクライナ大統領選挙決選投票結果
(23日中央選管発表:開票率99.48%)
第1位 ヤヌコーヴィチ首相 |
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49.39% |
第2位 ユーシチェンコ「我々のウクライナ」代表 |
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46.71% |
- 今回の選挙に関しては、ウクライナの民主化に貢献する目的で、OSCE(欧州安全保障・協力機構)国際選挙監視ミッションに対しわが国からも監視要員を派遣した。同ミッションは、22日、国営メディアの偏向、不在者投票制度の悪用など、民主的基準を満たすものではなかったとの報告を行った。
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