川口外務大臣談話
沖縄における米海兵隊員による婦女暴行致傷罪容疑事件について
平成15年6月16日
- 6月16日11時15分、警察庁から外務省に、キャンプ・ハンセン所属の海兵隊員ホゼ・トーレズ上等兵に対し、婦女暴行致傷罪容疑で、本16日11時5分に逮捕状が発出された旨の連絡があった。婦女暴行致傷罪という凶悪な犯罪の容疑で、米海兵隊員に対する逮捕状が発出されるといった事態が発生したことは、極めて遺憾である。
- 私は、この連絡を受けた後、直ちに、ハワード・H・ベーカー駐日米国大使に対し、このような事態に至ったことにつき強い遺憾の意を表明するとともに、捜査への全面協力、綱紀粛正と再発防止を申し入れを行い、これに対し、ベーカー大使からは、事態を深刻に受け止めている、捜査へは全面的に協力したい、との発言があった。また、私からの指示に基づき、海老原紳北米局長および沼田貞昭沖縄担当大使から、それぞれロバート・シェイ在日米軍副司令官(司令官代理)およびウォレス・グレグソン在沖米四軍調整官に対しても同様の申し入れを行ったところ、両者からも、ベーカー大使と同様の応答があった。
- また、現地において本件に対応するため、外務省は、本16日、新藤義孝外務大臣政務官を沖縄に派遣したところである。
- わが国政府としては、今回の逮捕状発出を受け、16日中に開催すべく現在米国と調整中の日米合同委員会において、平成7年の刑事裁判手続に関する日米合同委員会合意に基づき、米国に対し、被疑者の起訴前の拘禁の移転を要請する予定である。
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