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談話・コメント
中東和平「ロードマップ」の両当事者による受け入れについて


平成15年5月26日

  1. 私は、昨25日、イスラエルの閣議において、中東和平の実現のためイスラエルとパレスチナという2国家の共存への道筋を示す「ロードマップ」の受け入れが承認されたことによって、イスラエル、パレスチナ側双方が「ロードマップ」を受入れたことを歓迎する。

  2. また、私はジョージ・ブッシュ大統領自身が改めて、中東和平問題および「ロードマップ」の実施に取り組む決意を示したことを、高く評価する。

  3. 私は、先にイスラエル・パレスチナ自治区へ訪問した際に双方に対し働きかけた通り、イスラエル、パレスチナ側双方が、中東和平の実現に向けた重要な一歩を踏み出すために「ロードマップ」を着実に進めることを希望するとともに、わが国としてもその実施において積極的に協力していく考えである。

(参考)

  1. 昨年6月、ブッシュ米大統領は演説の中で、パレスチナ独立国家の3年以内の樹立とイスラエル・パレスチナの2国家の平和共存の実現(いわゆる「Two-state vision」)を柱とする中東和平構想を表明。以後、米国はEU(欧州連合)、国連、ロシアの四者の枠組み(いわゆる「カルテット」)で同構想実現までの道筋を示す「ロードマップ」作成に着手。先月30日、「ロードマップ」がイスラエル・パレスチナ双方に提示された。

  2. 「ロードマップ」の受け入れをめぐり、パレスチナ側は受け入れの姿勢を明確にしていたが、イスラエル側が難色を示していた。この中で、米国はパウエル国務長官の派遣等を通じ、イスラエル、パレスチナ側双方と、「ロードマップ」実施に向けた協議を行ってきていた。25日、ブッシュ大統領はイスラエル、パレスチナ自治政府両首脳との会談の可能性に言及しつつ、自らの中東和平へのコミットメントを明らかにした。

  3. 5月25日、イスラエルは同日の閣議において、ロードマップを承認(賛成12、反対7、棄権4)。イスラエル政府が公式にパレスチナ国家の創設を認めたのは初めて。これを受け、26日にもイスラエル・パレスチナ自治政府間で首脳会談が行われる見通し。


川口外務大臣談話 / 平成15年 / 目次


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