川口外務大臣談話
イスラエルにおける自爆テロの発生について
平成15年5月19日
- 5月18日午前(日本時間同日正午前)、エルサレムにて発生した自爆テロにおいて、多くの死傷者が生じたことに強い衝撃を受けた。この事件で亡くなられた方々およびそのご遺族に哀悼の意を表するとともに、多数の負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げる。わが国は、多くの罪のない人々を犠牲にするテロ行為を断固として非難する。
- このような残酷なテロは、パレスチナ自治政府のマハムード・アッバース新首相による改革努力やロードマップの推進を妨げるものであり、遺憾である。わが国は、パレスチナ指導部が、過激派取り締まりに最大限の努力を尽くすよう、改めて求めるとともに、イスラエル、パレスチナ側両当事者が暴力の悪循環を断ち切るため、ロードマップの実施を通じ、和平に向けた取り組みを行うよう求める。
(参考)
- 5月18日、午前6時前頃(日本時間18日正午前頃)、路線バスに乗り込んだ男が直後に自爆。CNNの報道によれば、犯人を含む8名が死亡、少なくとも26名が負傷した。また、直後に同市郊外の検問所付近でも男が自爆死したが、他に負傷者はなかった。これまでのところ犯行声明は出ていない。この事件に対し、18日夜、イスラエル軍はヨルダン川西岸のパレスチナ自治区を完全封鎖した。
- 事件の起きたエルサレムでは、爆発の数時間前まで、イスラエルのアリエル・シャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバース首相が初会談を行っていた。
- この事件を受けて、シャロン首相は予定していた訪米を延期した。
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