川口外務大臣談話
イスラエル軍のパレスチナ自治区侵攻について
平成15年5月1日
- 1日未明、イスラエル軍がパレスチナ自治区のガザ、ヘブロンに侵攻した。4月30日に「ロードマップ」が発表され、イスラエル、パレスチナ側双方が和平に向けた努力を行わなければならない矢先に、こうした侵攻を行うことは、ロードマップの実施を阻害するものであり、わが国としてこれを非難する。
- わが国としては、アッバース内閣が治安を含む改革を行いやすい環境を作るよう、4月28日、私自身からイスラエル側に対して求めたところであり、改めてこの点をイスラエル政府に求め、今回の侵攻を即時に停止することを求める。
- わが国としては、イスラエル、パレスチナ側両当事者が最大限自制し、暴力の悪循環を断ち切るための最大限の努力をし、「ロードマップ」の実施を通じ、和平に向けた取り組みを行うよう求めるとともに、わが国としても、和平に向けた協力を惜しまない。
(参考)
- 1日未明、イスラエル軍がパレスチナ自治区のガザ、ヘブロンに戦車、装甲車で侵攻し、パレスチナ人すくなくとも10名が死亡、イスラエル兵8人が負傷。
- 4月29日、パレスチナ自治政府のアッバース首相が正式に就任。同30日、「ロードマップ」がイスラエル、パレスチナ側双方に提示された。これに先立ち、川口大臣は28日にイスラエルのシャローム首相、29日にアッバース首相と会談、パレスチナ側には治安を含む諸改革の推進を、イスラエル側には、アッバース首相の改革が円滑に実施されるよう協力することを要請。
- 4月30日、テルアビブでテロが発生、イスラエル人3名が死亡。現在背景につき調査中。
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