川口外務大臣談話
「ロードマップ」の公表について
平成15年5月1日
- 中東和平の実現のためイスラエルとパレスチナという2国家の共存への道筋を示す「ロードマップ」が提示されたことを歓迎する。
- 私は、今回の私のイスラエル・パレスチナ自治区訪問において双方に働きかけた通り、双方が、この和平への絶好の機会を逸することなく、「ロードマップ」を即時に履行し、和平に向けた一歩を踏み出すことを希望する。
- わが国としては、引き続き、イスラエル、パレスチナ双方に対して、和平への取り組みを働きかけるとともに、先般表明した人道、改革、信頼醸成を協力の柱とする支援策を着実に実施することにより、中東和平の実現に向けて積極的協力を行っていく。
(参考)
- 2002年6月、ブッシュ米大統領は演説の中で、パレスチナ独立国家の3年以内の樹立とイスラエル・パレスチナの2国家の平和共存の実現(いわゆる「Two-state vision」)を柱とする中東和平構想を表明。以後、米国はEU(欧州連合)、国連、ロシアの四者の枠組み(いわゆる「カルテット」)で同構想実現までの道筋を示す「ロードマップ」作成に着手。
- 同年12月には、四者による「ロードマップ」作成作業は一旦終了したものの、イスラエル総選挙、イラク問題の影響もあり、正式な公表は延期された。
- ブッシュ米大統領は本年3月14日の演説で、パレスチナ暫定自治政府の新首相の就任後、「ロードマップ」を提示するとした。
- 本年4月29日、マハムード・アッバース内閣がパレスチナ立法評議会(PLC)での承認を得、正式に発足したのを受け、30日「ロードマップ」がイスラエル・パレスチナ双方に提示された。
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