外務報道官談話
イスラエルおよびパレスチナ自治区における最近の暴力行為について
平成15年12月26日
- クレイ内閣成立後、「ロードマップ」の履行再開に向けた努力がイスラエル、パレスチナ双方の側において行われている中で、最近、イスラエルおよびパレスチナ自治区において、イスラエル軍の武力攻撃およびパレスチナ人の自爆テロを含む一連の暴力行為が発生し、この結果、双方の市民に犠牲者が出ていること、そして、こうした暴力行為の継続が「ロードマップ」の履行再開を困難にすることに、わが国は強い懸念を覚える。また、犠牲になった一般市民の方々および遺族に哀悼の意を表すると共に、これらの負傷者の方々にお見舞いを申し上げる。
- わが国は、再び暴力の連鎖に立ち入らないよう、イスラエル、パレスチナ双方が最大限の努力を行い、「ロードマップ」履行再開に向けた取組を行うよう強く期待する。
(参考)最近の主な暴力事件等
- 現地時間22日、ガザにおいて、イスラエル軍人2名がパレスチナ武装勢力によって殺害され、「アル・アクサー殉教者旅団」が犯行声明を発出した。
- 23日、イスラエル軍によるガザ南部のラファハ地区における武器密輸取締作戦中に、8名の死者(4名の武装パレスチナ人と4名の民間人から成る)および42名の負傷者が発生した。
- 25日夕刻、ガザのシェイク・ラドワン地区において、イスラエル軍がイスラミック・ジハードの幹部が乗った車両に対してミサイル攻撃をした結果、同組織の軍事部門の長を含む5名(民間人2名を含む)が死亡した。
- 同日夕刻、テルアビヴ市北東近郊のペタハ・ティクヴァ市の主要道路において、パレスチナ人による自爆テロが発生した。現地ハアレツ紙によれば、このテロの結果、イスラエル人に4名の死者および少なくとも18名が負傷した由。自爆テロ犯は西岸のナブロス市出身の18歳の青年であり、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)がAP通信に対して犯行声明を出し、同犯行は先週発生したイスラエル軍による同組織メンバー2名殺害に対する報復とした由。
- なお、22日、イスラエル軍は、クリスマス休暇に先立ち、同休暇期間中にパレスチナ自治区のキリスト教徒パレスチナ人が宗教儀式を行う場合には移動制限措置を緩和する旨の声明を出していた。
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