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外務報道官談話

黒龍江省チチハル市における毒ガス事故について


平成15年8月12日


  1. 8月4日に黒龍江省チチハル市において発生した毒ガス事故は、その後の調査の結果、旧日本軍の遺棄化学兵器によるものであることが判明した。わが国政府は、このような事故が発生したことについて極めて遺憾であると考えるとともに、被害者の方々に対し、強い同情の念を禁じ得ず、心からお見舞い申し上げる。

  2. わが国政府としては、今後、このような被害が生じないことにするためにも、危険な状態である遺棄化学兵器を出来るだけ早く処理すべく、化学兵器禁止条約上の廃棄義務に則り適切に対処していく考えである。また、今回の事故への対応に当たり、中国側と密接に協力しつつ、誠実に対応していきたい。

(参考)

  1. 8日、中国外交部よりわが国在中国大使館に対し、4日、黒龍江省チチハル市の建築現場において掘り出されたドラム缶から漏れ出た液体により、建築作業員等が頭痛・嘔吐等の症状をきたし、29人が入院し、そのうち3人が重体となるとの事故が発生し、同ドラム缶は日中の遺棄化学兵器であると判定されたとして、本件を適切に処理願いたい旨申入れがあった。

  2. わが国としては、この申入れを受け、現地の状況を確認するため、同8日に日本政府関係者および専門家を直ちに現地に派遣し、調査した結果、旧日本軍の遺棄化学兵器であることが判明した。




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