外務報道官談話
IAEA1月理事会における北朝鮮に関する決議について
平成15年1月6日
- 1月6日(現地時間)、ウィーンにて開催された国際原子力機関(IAEA)の理事会において、「北朝鮮との保障措置協定の実施」に関する決議がコンセンサスにて採択され、北朝鮮の行動に対する国際社会の重大な懸念が表明され、北朝鮮に対し明確なメッセージが発出されたことを極めて重視している。
- わが国としては、北朝鮮側が今般の決議を昨年11月29日にコンセンサス採択された理事会決議とともに重く受け止め、北朝鮮が核関連施設の凍結解除のためにとってきている行動を直ちに中止し、封印等を復帰させ、IAEAとの対話を即時に再開し、早急かつ検証可能な形での核兵器開発計画の撤廃に向けた具体的行動を速やかにとることを強く望むものである。
- この決議は、IAEA理事会の総意として、北朝鮮に対し、核関連施設の凍結解除のために行った封印の撤去や監視カメラの無効化、更にはIAEA査察官の退去処分等、北朝鮮が一方的に講じてきた行動がIAEAをして保障措置上の検認活動を不可能たらしめていることにつき最大限の遺憾の意を表明し、かかる北朝鮮の行動が核不拡散上の重大な懸念であるとして、即座にかつ完全にIAEAと協力すること(具体的には、例えば、必要な封印および監視措置を再構築し、IAEAが査察官の帰任を含め全ての必要な保障措置を常時完全に実施することを認めること、IAEA関係者と即座に会談すること等)を呼びかけることをその趣旨としている。
- わが国としては、IAEAの責任ある理事国として、今後とも、関係諸国と緊密に連携しつつ、本問題の平和的解決に向けて努力すると共に、引き続き、米韓両国と緊密に連携し、また中国、ロシア等の関係国やIAEAとも協力しつつ、本件の平和的解決のために努力していく考えである。
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