川口外務大臣談話
アチェにおける敵対行為停止に関する合意文書の署名について
平成14年12月9日
- 9日11時頃(日本時間同日19時頃)、ジュネーブにおいて、インドネシア共和国政府と、独立武装組織(「独立アチェ運動(GAM)」)との間で、「敵対行為の停止」に関する合意が成立し、両者により合意文書への署名が行われたことに対し、わが国として、その合意文書署名がアチェ問題の平和的解決にとって大きな前進であると認識し、心より歓迎するとともに、関係者の尽力に敬意の念を表明する。
- わが国は、インドネシア政府に対し、本件問題を対話により平和的に解決するよう働きかけ、可能な支援を行うとともに、「平和の定着」に向けたわが国の取り組みの一環として、去る12月3日には、国際社会として和平合意を勧奨し、和平達成後のアチェにおける復興・開発に対する支援姿勢を表明するため、東京において、「アチェにおける和平・復興に関する準備会合」を開催した。今般の合意文書署名が実現したことには、関係当事者の尽力に加えて、このようなわが国の外交上の取り組みが一つの弾みになったものと考えられる。
- 今回の合意文書署名を受け、今後は、国際社会も参加する形で、「敵対行為の停止」に関する監視活動が開始され、またその後の本格的な和平と経済・社会復興に向けた活動が促進されると思われる。わが国としては、アチェにおける平和の維持を前提に、その復興・開発支援を進めていく考えである。
|