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外務報道官談話

イスラエルにおけるパレスチナ過激派による連続テロの発生について

平成13年12月3日

  1. 11月29日のハデラでの自爆テロ、12月1日のエルサレム繁華街での連続自爆テロ、2日のハイファでの自爆テロ等により、多数に上る一般市民の死傷者が生じたことは極めて遺憾である。亡くなられた方々およびそのご遺族に哀悼の意を表すると共に、負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げる。

  2. テロはいかなる理由をもってしても正当化できず、我々は、無辜の人々を狙ったこのようなテロ行為に対する断固とした非難を繰り返し明らかにしてきている。かかる度重なる呼びかけにも拘らず、このような自爆テロが継続し、和平への動きを妨げていることに強い失望を憶える。

  3. 中東和平進展のため、米国が改めて努力を行っている現在において、これを阻害するこうしたテロが行われることは一層遺憾である。

  4. 日本政府は、パレスチナ暫定自治政府(PA)が、これら事件の犯人の逮捕を含む過激派に対する取締を強化し、暴力停止のための努力と行動を一層行うことを強く求める。また、国際社会の努力も、パレスチナ人を含む当事者の支持なくしては成果を生まないことは明らかである。かかる努力が事態の改善と和平への希望を成功裡にもたらすことを望み、こうした努力への協力を呼びかける。
(参考:過去数日間の一連のテロ事件)

 過去数日間のテロで、イスラエル市民に約30名の死亡者が出ている。

(1) 11月29日夜、ハデラ近郊のイスラエル軍訓練場付近において、ナザレからテル・アヴィヴに向かう路線バスで自爆テロが発生。3名が死亡、9名が負傷。イスラミック・ジハード(PIJ)が犯行声明を発出。

(2) 12月1日夜、エルサレムの繁華街において、2名のテロリストが同時に爆発、また、その直後に自動車爆弾が爆発。これら三件の爆発により、10名が死亡(実行犯除く)、180名以上が負傷(右負傷者のうち、17名が重傷)。ハマスが犯行声明を発出。

(3) 更に、2日、ガザのユダヤ人入植地内に武装したパレスチナ人が侵入し銃を乱射。少なくとも1名が死亡、4名が負傷。PIJが犯行声明を発出。

(4) また、2日正午頃、ハイファで自爆テロが発生。少なくとも15名が死亡、38名が負傷。ハマスが犯行声明を発出。

(5) これら一連の事件に対して、PA公式報道官は、本件テロ攻撃を非難すると共に「深い怒りと痛み」を表明する旨発言。また、報道によれば、PA警察は、PIJ幹部メンバーを逮捕する等の措置を開始している由。

(6) これに対してイスラエル側は、パレスチナ自治区に対する封鎖を強化。3日に臨時閣議を行い、今後の対応について協議する予定。なお、訪米していたシャロン首相は、予定を早め2日にブッシュ大統領と会談、帰国の途についた。

(7) 2日、ブッシュ大統領は、一連の事件を強く非難すると共に、「アラファト議長とPAは直ちに犯人を探し逮捕すべきであり、かかるテロを支援する組織に対し断固たる措置を取るべきである。パレスチナ側に求められているのは言葉ではなく実行である」旨述べた。


外務報道官談話 / 平成13年 / 目次


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