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外務報道官談話

イスラエル・パレスチナの衝突について


平成13年4月12日

1. わが国は、イスラエル・パレスチナ間の暴力の応酬が、最近特に激化していることを憂慮しており、昨日のイスラエル軍によるパレスチナ自治区への侵入に対して深い懸念を表明する。かかる観点から、わが国は、パレスチナ自治区から行われている迫撃砲による攻撃についても強く懸念する。
2. これまで繰り返し明らかにしている通り、わが国は、全ての当事者が和平プロセスの精神に立ち戻り、それを堅持することを強く希望する。わが国は、今一度、全ての当事者に、最大限の自制を示し、相互の信頼の回復に向けて最善の努力を尽くすよう求める。
  (参考)最近のイスラエル・パレスチナの衝突

  1. 10日朝、グーシュ・カティーフ(ガザ地区内入植地)に3発の迫撃砲弾が落下。これに対し、イスラエルはパレスチナ海上警察基地、パレスチナ情報機関の建物等に対し対戦車ミサイルにより攻撃し、パレスチナ人1名、29名が負傷。
  2. 10日午後、4発の迫撃砲弾がガザ北部の入植地、エレズ検問所付近の工業地域付近、イスラエル内の村に落下、これに対し、イスラエル側は、パレスチナ治安部隊本部を戦車で攻撃した。
  3. 11日早朝、イスラエル軍は、数台の戦車、ブルドーザー等により、パレスチナ自治区に進入。パレスチナ側も応戦し、激しい銃撃戦となった。その後イスラエル軍は撤退。イスラエル軍は「ユダヤ人入植地の迫撃砲発射の拠点となっている建物を破壊するための作戦」との声明を発表し、ベン・エリエゼル国防相は、防衛的な作戦であり完全自治区を再占領する意図はないとしている。戦闘により、住宅等三十棟が破壊され、パレスチナ人2人が死亡し、40名が負傷した模様。

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