外務報道官談話
スリランカにおける和平交渉について
平成7年3月28日
1. | わが国は、民族問題解決に向けた最近のスリランカ政府とタミル・イーラム解放の虎(LTTE)両者間の停戦合意および和平交渉の開始を歓迎するとともに、次回和平準備会合が早期に開催され、真の和平達成を目指し真剣な話合いが継続されることを強く希望する。 |
2. | わが国としては、従来より明らかにしている通り、和平交渉が軌道に乗り現地の治安が回復された場合には、民族紛争で打撃を受けたスリランカの社会経済の復興のために可能な協力を行う方針である。 |
(参考)
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LTTE:タミル・イーラム解放の虎
(Liberation Tigers of Tamil Eelam)
スリランカ北・東部の分離独立を主張するタミル過激派組織で、スリランカ北部のジャフナを活動の拠点として、政府軍と対立している。指導者はプラバカラン。
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