| 1. | わが国は、今回の、ペルー・エクアドル間の国境問題を巡る緊張状態が、現在、中南米地域に見られる政治・経済両面にわたる好ましい状況に逆行するものとして深く憂慮しており、事態が一刻も早く沈静化し、問題が平和的に解決されることを強く希望している。 |
| 2. | こうした観点から、わが国は既にペルー、エクアドルの両国に対し、外交チャネルを通じ、両国の間で生じた軍事衝突を深く憂慮している旨表明するとともに、問題が早急かつ平和的に解決されることを強く希望する旨伝えている。また、既にリオ・デ・ジャネイロ議定書保証国4カ国(アルゼンティン、ブラジル、チリ、米)および米州機構(OAS)による仲介努力が開始されているとの情報も得ているところ、国際的な外交努力が成功することを期待する。 |
| 3. | 現在、中南米地域では、ほぼ全域にわたり民主化が定着し、また経済面でも市場経済原理に基づく経済改革が進展し、その結果、東南アジアに次ぐ世界第2の成長センターと言われるほど全般的に良好な状況を見せてきている。また、OAS、リオ・グループ等を通じた域内協力体制も強化されてきている。こうした状況は内戦、ハイパー・インフレおよび累積債務に象徴される中南米地域の「失われた80年代」に比べて、まさに「様変わり」の様相であり、わが国としては中南米諸国の民主化定着、経済改革努力を継続的に支援してきているところである。 |