アメリカ合衆国

日米首脳会談

平成28年5月26日

英語版 (English)

  • (日米共同記者会見)
  • (日米共同記者会見での両首脳の握手)

 25日夜,安倍総理は,G7伊勢志摩サミットのため訪日中のオバマ大統領との間で,21時40分から約20分間,少人数の会談を行い,22時から約35分間,全体会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

1 少人数会談

(1)少人数会合では,全ての時間を割いて沖縄で発生した事件を議論し,安倍総理からオバマ大統領に対し,(ア)事件は身勝手で卑劣極まりない犯罪であり,非常に憤りを覚える,日本の総理として強く抗議したい,(イ)沖縄だけではなく,日本全体に大きな衝撃を与えている,こうした日本国民の感情をしっかりと受け止めてほしい,(ウ)自分には日本国民の生命と財産を守る責任がある,(エ)実効的な再発防止策の徹底など,厳正な対応を求めたい旨述べました。

(2)これに対し,オバマ大統領からは,(ア)心からの哀悼と深い遺憾の意が表明されるとともに,米軍関係者の起こした犯罪に責任を深く受け止めている,(イ)日本の捜査に全面的に協力する,正義が実現するためにあらゆる協力を惜しまないとの発言がありました。

(3)両者は,日米でよく協議して実効的な再発防止策を追求することで一致し,また,日米で協力して失われた信頼を回復し,沖縄の負担軽減に全力を尽くしていくことで一致しました。

2 全体会合

(1)冒頭

 全体会合においては,冒頭,安倍総理から,風光明媚な伊勢志摩でお会いができて嬉しいと述べつつ,「熊本地震」への米国の温かいお見舞いと迅速かつ力強い支援に心から感謝する旨述べました。
 また,安倍総理から,オバマ大統領の広島訪問という歴史的決断を心から歓迎する旨述べ,両首脳は,「核兵器のない世界」に向けて力強いメッセージを発信したいという思いを共有しました。
 さらに,G7サミットに向けて,日米が緊密に連携し,国際社会や地域の課題について,G7の揺るぎない決意と対応を示していくことで一致しました。

(2)世界経済

 世界経済については,不透明さを増す現下の世界経済の状況を踏まえ,強固で,持続可能な,かつ均衡ある成長を実現するために日米で協力していくことで一致しました。

(3)TPP

 安倍総理から,TPPを含むメガFTA等の推進についても,サミットで力強いメッセージを出したい旨述べ,両首脳はTPPの早期の承認に向け努力を続けていくことで一致しました。

(4)北朝鮮

 安倍総理から,北朝鮮の「核保有」の既成事実化は容認できない,G7の明確なメッセージが重要である旨述べ,両首脳は,日米韓の連携が重要であるとの認識を改めて共有しました。
 拉致問題について,安倍総理から,米国の協力に感謝の意を伝えつつ,引き続き,米国の理解と協力を求めたい旨述べました。

(5)東アジア情勢

 安倍総理から,日米同盟を基軸とした平和と繁栄のネットワークを更に強化したい,オバマ大統領が直前に訪問したベトナムやフィリピンを始めASEANとの協力強化が急務である旨発言しました。両首脳は,海上における法の支配の重要性について国際社会の中できちんと役割を果たしていくことを確認しました。

(6)気候変動

 オバマ大統領から,COP21で採択されたパリ協定(PDF)別ウィンドウで開くについて,早期発効に向けて安倍総理のリーダーシップを期待したい旨発言し,両首脳は,本件について前向きに努力をしていくことを確認しました。


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