KIDS外務省~地球に生きる君たちへ~ KIDS外務省

世界の学校を見てみよう!

オランダ王国
Kingdom of the Netherlands

オランダの学校では今

(写真)8
学校の外観

オランダの教育制度

 オランダの義務教育は,5歳から18歳までです。4歳は,義務教育には含まれませんが,大抵の子供が4歳の誕生日が来たら,学校(基礎学校と呼ばれる)に通います。12歳までの7~8年間が初等教育で,中等教育から進路別に分かれ,大学準備教育(VWO:6年間)か一般中等教育(HAVO:5年間)または中等職業教育(VMBO:4年間)に進学します。

  • (写真)1
    教室で遊ぶ児童たち
  • (写真)2
    遊技場で遊ぶ児童たち
  • (写真)5
    砂場で遊ぶ児童達

デ・ラ・レイ学校

 デ・ラ・レイ学校は,オランダのハーグ市にある公立の基礎学校です。グループ1(4・5歳)からグループ8(12歳)まで250人の児童が通っていて,9つのクラスに分かれています。デ・ラ・レイ学校では,グループ1と2が「はち」,グループ3が「かえる」,グループ4が「うさぎ」,グループ5と6が「さる」,グループ8が「ぞう」と名前がつけられ,そのグループの名前でお互いを呼びあっています。また,各グループの教室は,それぞれの動物のぬいぐるみや置物で飾られています。デ・ラ・レイ学校の校舎の中は,子供達の描いた絵や作品でいっぱいに飾られていて,明るい色であふれています。

(写真)3
「かえる」の教室

 授業は,月曜日から金曜まで,8:30分に始まり,14:45分に終わります。ただ,水曜日の午後はお休みです。年間で一番長いお休みは,7月の終わりから8月いっぱいまでの夏休みですが,その他にも,クリスマス休暇,一週間弱の秋休み,春休み,5月休み,復活祭等のお休みがあります。

 デ・ラ・レイ学校の特徴は,子供の創造性を育てるため「遊び」が大事な授業の一環として取り込まれていること,午前中の最初の2時間の授業は,自分で「遊び」と「勉強」のどちらを先にするか,そして遊びで何を選ぶかを決めることができる選択の時間とされていることです。児童達は,まず,8時15分までにそれぞれのグループの教室に行って,先に勉強するか遊ぶかを決めます。最初に遊んだら,次の時間は勉強です。勉強は,それぞれのグループ毎の教室で行いますが,遊びの時間は,いろいろなグループ(学年)の子供達が一緒になって遊びます。

 「遊び」としては,ダンス,楽器の演奏,絵を描くこと,読書,体育室での遊技,ドッジボール等のスポーツの他に,料理もありますし,砂場で遊んだり,校内の施設の1つである「劇場」にあるWiiを使ってみんなで踊ったりすることもできます。大使館職員が見学に行った日には,折り紙も行われていたようです。

 勉強の時間には,それぞれのグループの教室で自習をします。分からないことがあれば,いつでも先生に聞くことができます。お昼ご飯は,家に帰って食べることもできますが,大半の児童は学校に残ります。午後は,教室で先生と一緒の授業を受けます。グループ7と8で勉強するのは,国語,算数(計算),社会科,英語の授業です。

 放課後には,グループ3以上は,希望すれば,学校が提供するスポーツの授業等を受けることもできます。その年毎によって違いますが,サッカー,体操,ボクシング,去年は柔道もあったようです。

 大使館職員が見学した日は,「ぞう」のサラとシーラが学校を案内してくれました。二人とも,学校,そして,自分またはみんなで一緒に作った作品を大変自慢に思っているようで,「これは自分が描いたのよ!」といろいろ見せてくれました。

 サラとシーラに日本について聞いてみたところ,日本と言えば,お寿司,オランダから遠く離れたアジアにある国だ,という印象を持っているとのことでした。

  • (写真)7
    Wiiを使ってみんなで踊る児童たち
  • (写真)4
    児童たちが作ったロボット
  • (写真)6
    児童の父兄が作った木製の小屋

(2013年7月)