平成17年7月
カレダ・ジア・バングラデシュ首相は、7月11日(月曜日)から15日(金曜日)まで、公式実務訪問賓客として日本を訪問した。バングラデシュ首相の日本訪問は、1997年のハシナ首相(当時)以来。同時に、経済関係者も20名以上が訪日した。また、首脳会談後に共同プレス・ステイトメントが発出された。
今次訪問の日程と概要は次のとおり。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 7月11日(月曜日) | (本邦着) |
| 7月12日(火曜日) | 豊島区訪問 |
| 7月13日(水曜日) | 日・バングラデシュ友好議連主催夕食会 |
| 7月14日(木曜日) | 日本企業関係者との懇談 バングラデシュ・ビジネス・セミナー(首相スピーチ) 日・バングラデシュ首脳会談、小泉総理主催晩餐会 |
| 7月15日(金曜日) | 天皇陛下ご引見 (日・バングラデシュ外相会談) (本邦発) |
和やかな雰囲気の中で、バングラデシュの開発課題、国連・安保理改革等について意見交換を行った。会談後、両首脳は署名式に立ち会い、引き続き総理主催晩餐会を行った。会談の概要は次のとおり。
(1)二国間関係全般
両首脳は、両国の関係が従来から良好であり、ジア首相訪日を、この関係をさらに緊密化する契機とすることで一致した。
(2)バングラデシュの開発課題
ジア首相より、貧困削減に向けた政策を説明し、総理より、バングラデシュが最も必要としている保健医療や農業等の分野で支援を継続する旨発言。
ジア首相より、インフラ整備等に対する日本の貢献に謝意を表明し、パドマ橋の建設等の大規模案件に対する支援への期待を表明。総理からは、課題となる点が多いと聞いており、よく検討したい旨回答した。
(3)国連・安保理改革
小泉総理から、日本の安保理常任理事国入りに対するバングラデシュの支持表明に感謝する旨発言した。
(4)署名式立ち会い
会談後、両首脳の立ち会いの下で、両国間の文化交流を促進する「日バングラデシュ文化交流計画」およびサイクロン対策のための無償資金協力案件「気象レーダー整備計画」の交換公文への署名が行われた。
15日、ジア首相に同行中のカーン外務大臣は、町村外務大臣との間で会談を行った。概要は次のとおり。
(1)先方より、ジア首相訪日が非常に良いものとなったことに謝意を表明した。
(2)町村大臣から、日本の安保理常任理事国入りに対するバングラデシュの支持に謝意表明し、国連・安保理改革に関する情勢について意見交換を行った。
(3)町村大臣から、ASEAN地域フォーラム(ARF)へのバングラデシュの参加支持を表明し、先方より、南アジア自由貿易協定(SAFTA)をはじめとする地域協力につき説明した。