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要人来日日程(平成12年)
ラヘ・キューバ国家評議会副議長の訪日
(概要と評価)
(平成12年度外務省賓客)
平成12年10月6日
10月2日~5日、カルロス・ラヘ・キューバ国家評議会副議長がカブリサス無任所大臣(国際経済担当)を含む随員と共に我が国を訪問したところ、その概要・評価は次の通り。1.概要
(1)森総理表敬(3日)
- ラヘ副議長は、カストロ議長発親書と共に総理のキューバ訪問を招請。総理は、キューバは自分が個人的に最も行ってみたい国の一つである旨応答。
- 総理より我が国は米、キューバ両国の共通の友人として米・キューバ関係が改善することを期待する旨述べ、先方より米国内にも対キューバ関係を修正すべきとの動きが強まっており、正常化される時が必ず来るであろう旨発言。
- 先方より医療分野での援助協調(キューバが途上国に派遣する医師団に我が国が医薬品等を供与する等)を提案。総理より検討していきたい旨応答。
- 総理より、キューバの野球選手の我が国プロ野球界への派遣の可能性につき言及。先方は、キューバ選手が外国でプレーするときには日本を最初にしたい旨述べた。
(2)河野大臣との会談・大臣主催夕食会(3日)
二国間関係一般、ハバナでの南サミット(G77)の成功とG8サミット、キューバ国内情勢(人権問題、経済情勢、議会制度、医療制度と他国への医療協力、警察・軍事制度等)、米・キューバ関係、文化無償協力、要人往来(11月のアラルコン全国議会議長の公式訪日(綿貫衆院議長招待)、河野大臣に対する訪問招請)
(3)政界及び財界関係者との懇談
三塚博友好議連会長、橋本龍太郎元総理、高村正彦自民党国際局長(いずれもペルー事件との関係)、武藤嘉文元外相(本年9月キューバ訪問)と懇談。草道昌武日・キューバ経済懇話会会長(元日商岩井社長)等の我が国経済界代表らとも懇談した。
2.訪日の意義と評価
(1)国家評議会副議長レベルの初の公式訪日
同人は経済政策及び改革の実質的責任者で、ポスト・カストロの最有力候補の一人と言われる。国家評議会副議長クラスの公式訪日は初めてで、今次訪日は両国史上画期的。
(2)今後の要人往来と交流の活発化
先方は森総理、河野大臣、橋本元総理、高村元外相等のキューバ訪問を強く招請。経済関係、文化・スポーツ交流の促進等、両国関係の全般的活性化に向けた双方の意思を確認。
(3)民主化・人権状況改善に関する申し入れ
当方より民主化・人権状況の改善を要求。対話を通じて民主化等を慫慂するとの我が国の対キューバ基本方針に基づき、積極的に働きかけ。
(4)キューバ側からの要望事項
先方より医療面での援助協調の可能性(同国が第3国に派遣する医師団への医薬品の供与等)、投資保護促進協定の締結につき改めて要請越した。いずれも今後の検討課題。
(5)キューバ側より日本の日程等につき謝意
同副議長は、今次訪日日程は充実した内容で大変有意義である、外務省に感謝する旨繰り返し発言。先方の満足する日程と接遇により、両国関係の建設的な発展に大きく貢献。
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