本24日(月曜日)午後6時30分すぎから約45分間,菅直人総理大臣は,実務訪問賓客として訪日中のボリソフ・ブルガリア首相 (H.E. Mr. Boyko Borissov, Prime Minister of the Republic of Bulgaria) と首脳会談を行い,経済分野を中心とした二国間関係及び日欧関係につき意見交換を行いました。概要は以下の通りです。
- 二国間関係
(1)菅総理から,初訪日を心から歓迎する,両国は長い友好関係の歴史を築いてきたが,2007年のEU加盟を踏まえ,「基本的価値を共有するパートナー」として,協力を強化していきたい旨述べました。また,昨日の大相撲千秋楽におけるブルガリア共和国杯授与に感謝する旨述べました。
(2)ボリソフ首相から,日本の総理によるブルガリア訪問は未だ実現していないが,菅総理にブルガリアを訪問頂ければ,両国間の様々な分野の発展につながるだけでなく,EUとの関係でも良い影響を与えるだろう旨述べました。菅総理からは,大変魅力的な提案である旨述べました。 - 経済関係の強化
(1)ボリソフ首相から,ブルガリアは,アジアからEUの入り口にあり,政治的に安定,低い税率など経済面でも魅力的であり,政府の援助というよりも日本企業に進出してもらうことを期待する旨述べました。菅総理からは,ブルガリアには,太陽光発電や,風力発電の分野において,日本企業が進出しており,こうした事業が成功すれば,他の投資にもつながることが期待される旨述べ,ブルガリアにおける投資環境整備を要請しました。ボリソフ首相からは,両国の友好関係に鑑み努力していくことが表明されました。
(2)ボリソフ首相から,ブルガリアには,これからの世界が必要とする肥沃な土地と水がある,こうしたブルガリアの自然の恵みと日本企業の技術を組み合わせれば,ブルガリアから世界に食料を輸出できるとして,日本企業進出への期待が表明されました。菅総理からは,ブルガリアには農業分野で大きな可能性があると考える旨述べました。 - 日EU・EPA
菅総理から,EUとのEPA交渉開始を進めるに当たり,知日家であるボリソフ首相にも支援頂きたい旨述べました。これに対し,ボリソフ首相から,本件は欧州委員会により進められているが,ブルガリアとしてもその枠内で努力を行う旨述べました。


