総理大臣

日チリ首脳会談について

平成22年11月14日

  • (写真)ピニェラ・チリ大統領と握手する菅総理
    (写真提供: 内閣広報室)
  • (写真)ピニェラ・チリ大統領らと会談する菅総理
    (写真提供: 内閣広報室)

 本14日(日曜日)、午後16時10分より16時30分まで、菅直人総理は、APEC首脳会合に出席のため訪日中のピニェラ・チリ大統領(Dr. Sebastián Piñera)と会議場内ホテルにおいて会談を行ったところ、概要は次の通りです。

1 冒頭

 菅総理から、APECにおけるピニェラ大統領の積極的な貢献への謝意が表明されるとともに、鉱山事故の33名の作業員全員の救出に関する大統領のリーダーシップへの敬意を表明しました。これに対し、ピニェラ大統領から、2月のチリ地震災害に対する我が国からの支援に対し謝意が表明されるとともに、我が 国による今次APECの円滑な組織運営に対し敬意が表明されました。

2 二国間関係

 ピニェラ大統領から、120年近くにわたる両国間の関係を一層深めたいとして、天文学分野での協力である東京アタカマ天文台(TAO:Tokyo Atacama Observatory)計画に言及し、同協力がチリにおいて高く評価されているとの発言がありました。その上で、ピニェラ大統領は多くのことを日本の経験から学びたいとして、エネルギー効率分野での協力、災害対策として地震・津波に対する早期警報システムの導入につき言及しました。また、長距離橋梁あるいは高速鉄道に関して日本からの投資を期待している旨述べました。さらに、チリは地上デジタルテレビ放送日本方式を導入したところ、同システムの普及につき日本からの協力を得たいと述べました。これらに加え、ピニェラ大統領から、日本学術振興会とチリ科学技術審議会との関係の再活性化につき言及がありました。これに対し、菅総理から、あらためてチリ地震災害へのお見舞いを伝えるとともに、早期警戒システムについては日本としても協力していきたいと述べ、地上デジタルテレビ放送に関し、チリが日本方式を採用したことを嬉しく思っていると述べました。また、長距離橋梁及び高速鉄道に関しては、我が国は高い技術を有しており、チリをはじめとする多くの国に協力できれば幸いであるとし、特に高速鉄道に関しては、前原外相も強い関心を有していることから、チリにおいて可能性がある場合には是非協議したいと述べました。

3 TPP

 ピニェラ大統領から、我が国の参加を歓迎したいとの発言がありました。これに対し菅総理は、チリはTPPの最初のメンバーの一つであり、チリの先見性に敬意を表したいと述べた上で、本14日午前に行われたTPP首脳会合にAPEC議長としてオブザーバー参加での招待を受けたことに感謝する、引き続き協議 していきたいと述べました。

4 国連改革

 菅総理から、我が国の安全保障理事会常任理事国入りに対するチリの支持に謝意を表明したところ、ピニェラ大統領から、国際機関、たとえばIMF、世界銀行あるいは国際連合といった組織は21世紀の現実にあわせ変革する必要があり、その観点からも我が国の常任理事国入りを強く支持すると発言しました。

5 

最後に、菅総理から、9月のチリ建国200周年式典に自らのビデオメッセージを送ったことを伝え(ピニェラ大統領首肯)、今後とも引き続き様々な分野で協力を深めたいとの発言がなされました。なお、会談終了時に、ピニェラ大統領から、鉱山事故から労働者を救出する際に使用されたフェニックスの小さな模型が菅総理に贈呈されました。

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