
(写真提供:内閣広報室)
福田総理は、6月3日(火曜日)12時15分から約30分間、FAOハイレベル会合会場において、サルコジ大統領と日仏首脳会談を行ったところ、概要及び評価以下のとおり。
福田総理より、本年は日仏外交関係開設150周年にあたり、日仏両国間の緊密な協議・連携を深める良い機会である、また、サルコジ大統領の訪日の実現のために今後調整していきたい旨述べた。
これを受けて、サルコジ大統領より、訪日を楽しみにしており、訪日により両国関係を一層高いレベルに引き上げたいとの発言があった。
(1)総論
G8サミットについて、福田総理より、サミットの主要議題である世界経済、環境・気候変動、開発・アフリカ、食料価格高騰問題などについて、G8として一致したメッセージを出したく、主要議題についてのサルコジ大統領の考えを伺いたい旨述べた。
これに対し、サルコジ大統領より、今回のG8サミットの成功のため全面的に協力したい、G8は単なる話し合いの場ではなくて、具体的な結果を生み出す必要があり、そのための日本のイニシアティブを支持する旨述べた。さらに、サルコジ大統領より、G8拡大につき国際社会の変化に対応してG8もその参加国を拡大することが必要である旨述べた。
これを受けて、福田総理より、G8サミットは、国際社会において大きな責任を共有する少人数の首脳による、率直な意見交換の場であり、その性格はきわめて貴重かつ有意義なものである、他方、グローバルな課題に取り組む上で、新興経済国等との対話は重要であり、今年の洞爺湖でも、これら諸国との間でアウトリーチ会合を開催することとしている旨述べた。
(2)世界経済
サルコジ大統領より、世界経済についてはいろいろな問題があるが、特に石油価格高騰の問題に対処しなければならない、価格高騰は投機によるものだけでなく、価格の低下や抑制のためには国際社会が力を合わせる必要があり、短期・長期両方の方策を考えなければならない旨述べた。
これを受けて、福田総理より、供給サイド、需要サイド双方が対策をとる必要があると考えており、サミットで議論したい旨述べた。
(3)環境・気候変動
気候変動問題について、サルコジ大統領より、すべての主要排出国が参加する枠組みを作っていく必要がある、また、2050年までに排出量を半減させることに合意する必要がある旨述べた。
これを受けて、福田総理より、中印等の新興国の積極的な対応を引き出すためにG8の団結が必要であり、長期目標、革新的技術開発、低炭素社会、セクター別アプローチ等について認識を一致させることが課題である、先般訪日した胡中国国家主席はセクター別アプローチに理解を示した旨述べた。
国連安保理改革について、福田総理より、これまでも日本の国連安保理常任理事国入りを支持していただいているが、安保理改革実現のため今後とも協力をお願いしたい旨述べた。
これを受けて、サルコジ大統領より、これまでもフランスは日本の安保理常任理事国入りを強く支持してきたし、今後も支持していく旨述べた。