平成21年5月28日
本28日、午後9時50分より約20分間、麻生総理大臣は英国側の発意によりブラウン英首相と電話会談を行ったところ、概要以下のとおりです。
麻生総理から、追加制裁を含む強力な安保理決議を迅速に採択し、国際社会の意思を明確にすることが不可欠である、今回は決議を目指すことについては安保理メンバー間で異論がない、しっかりとした内容の決議が採択できるよう貴国と緊密に連携したい、と述べた。これに対しブラウン首相より、核実験は挑発的な行為であり、英国としても非難する、英国は日本がとっている強い立場を支持しており、安保理決議は断固たるものであるべきと考えている、決議採択に向けた日本のリーダーシップを評価しており、日本側が主張するような決議の採択を目指したい、と述べた。
ブラウン首相より、EUとしては2020年に向けた中期目標として、1990年を基準として20乃至30%削減することを掲げている、現在日本においても中期目標を準備していると承知しているが、コペンハーゲンで合意を達成できるよう協力していきたい、と述べた。これに対し、麻生総理より、中期目標に関しては、地球全体の温暖化対策に貢献するもの、特に、米国、中国、インドなど、主要排出国の参加をうながすこと、単なる宣言ではなく経済的にも実行可能なものであること、長期目標につながるものであること、を基本方針としている、現在、削減量と国民負担の組合せの選択肢を国民に提示して国民的議論を行っているところである、コペンハーゲンに向けて英国と緊密に連携していきたい、と述べた。両首脳は、7月のG8サミットにおいても議論していくことで合意した。
ブラウン首相より、アウン・サン・スーチー女史の訴追を懸念している、国連安保理として強いアクションをとることが必要であり、事務総長にミャンマーを訪問してもらいたいと考えている、と述べ、麻生総理より、25日、中曽根大臣がニャン・ウイン・ミャンマー外相と会談を行い、日本として、スー・チー女史の訴追につき深い懸念を持って注視している、今は重要な時期であるので適切に行動すべきである、国際社会に祝福されるような形で同国の民主化プロセスが進むことを期待する、と直接伝えたところであり、 国際社会の一致した対応が重要であり、英国と緊密に連絡を取っていきたい、と応じた。