安倍総理大臣

バイデン米副大統領による安倍総理表敬(概要)

平成25年12月3日

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  • (写真提供:内閣広報室)
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 3日17時30分より約1時間25分間、安倍総理は訪日中のバイデン米副大統領による表敬を受け、一部は一対一の懇談も行い、また、19時50分より約1時間10分間、両者の間で夕食会が行われたところ、概要以下のとおり。なお、表敬と夕食会の間に両者による共同記者発表が行われ、その際にグローバルな日米協力に関するファクトシートを発出した。
1.冒頭発言

(1)冒頭、安倍総理より、シンガポール以来の再会となるバイデン副大統領の訪日を歓迎するとともに、アジア太平洋地域の安全保障環境が厳しさを増す中、バイデン副大統領の訪問は非常に時宜を得ており、二国間の課題に加え、地域情勢やグローバルな課題への対応における日米の連携を確認し、力強い日米同盟を示す機会にしたいと述べた。

(2)また、安倍総理より、先般の日米「2+2」を始め日米両国は緊密な連携を継続しており、同盟の強化が具体化されていることを高く評価する、先般ケネディ駐日大使を迎え、日米関係を更に強化する機運も高まっている旨述べた。これらの安倍総理の言葉に対し、バイデン副大統領より謝意を述べ、和やかな雰囲気で表敬が開始された。
 
2.中国

(1)安倍総理より、日中関係は最も重要な二国間関係の一つであり、「戦略的互恵関係」の基本的考え方に則り、日中関係を進めていきたい旨述べる一方、今般の中国による「防空識別区」の設定の発表は極めて問題であり、今般の米国による迅速かつ力強い立場の表明、具体的行動、日米連携を高く評価する旨述べた。また、安倍総理より、中国の力による一方的な現状変更の試みを黙認せず、引き続き日米で連携して対応していきたい旨述べた。これに対しバイデン副大統領からも、同様の発言があった。

(2)両者は、特に、自衛隊及び米軍の運用を含む両国政府の政策・対応が一切変更されないとの立場を堅持するとともに、自衛隊と米軍を含む日米間の連携を維持することを改めて確認した。また、地域や他の関係諸国・国際機関とも連携を強化することが重要であるとの点で一致した。

(3)安倍総理より、民間機の安全確保は極めて重要であり、日米で明確なメッセージを送る必要がある旨述べた。これに対しバイデン副大統領より、全く同感であり、この後中国を訪問するので、自分の問題意識も中国に対してしっかり提起したい旨述べた。
 
3.日米関係

(1)普天間移設問題
 (ア)安倍総理より、普天間移設問題の解決は、同盟協力を安定的に進める上で極めて重要であり、総理就任以来、強い決意で本件を進めてきた旨述べ、仲井眞沖縄県知事の埋立承認に向けた環境作りに全力を挙げて取り組んでいると述べた。これに対しバイデン副大統領より、米側としても協力できることはしていきたい、安倍総理の取組に感謝している旨の発言があった。
 (イ)また、安倍総理より、ホテル・ホテル訓練区域の使用制限の一部解除を始め、先般の日米「2+2」の着実なフォローアップを歓迎しており、引き続き負担軽減策について、米側の協力をお願いしたい旨述べた。

(2)TPP
 (ア)TPPについて、安倍総理より、交渉の最終局面では各国の困難な課題に政治的な解決を図る必要がある旨述べ、日米が協力して主要懸案を直ちに解決した上で、年内妥結へ道筋をつけたいとの考えを示した。
 (イ)これに対しバイデン副大統領より、TPPが成立すれば世界のGDPの約40%をカバーすることになり、地域全体の発展にとり非常に重要である、交渉の年内妥結に向け引き続き連携・協力したい旨述べた。
 
4.日韓関係

バイデン副大統領がこの後韓国も訪問することも踏まえ、安倍総理より、地域の平和と安定のためには、日韓、日米韓の協力が極めて重要であり、日韓関係を重視している、日韓間には難しい問題もあるが、そういう時だからこそ首脳同士が率直に話し合う必要がある、大局的観点に立ち、日韓関係の改善に向け、引き続き粘り強く取り組んでいくとの考えを説明した。
 
5.幅広い分野での日米協力

(1)東南アジアでの協力
 (ア)安倍総理より、海上安全保障、人道支援、災害救援、女性といった分野でも協力を深めたい、フィリピンの台風被害に際する日米連携は好例であり、こうした取組も踏まえて今後も対応していきたい旨述べた。
 (イ)また、安倍総理より、12月13日から日・ASEAN特別首脳会議を開催し、40年の日・ASEAN協力実績を踏まえ、未来の方向性を示したい旨述べるとともに、日米とASEANとの協力を如何に強化すべきか議論を深めたいと述べた。
 
(2)女性のエンパワーメント
 (ア)安倍総理より、女性が輝く社会を作ることは安倍政権の重要課題である、女性の社会進出の推進や保健・栄養分野での支援、平和と安全保障分野での女性の参画と保護等の分野において日米で協力していきたい、UN Womenを始めとする国際機関でも連携したい旨述べた。
 (イ)これに対しバイデン副大統領から、安倍総理のこうした取組を評価している旨述べるとともに、併せてアベノミクスへの評価も示された。
 
(3)イランの核問題
 (ア)安倍総理より、イランの核問題に関する先般の合意を歓迎するとともに、岸田大臣のイラン訪問を始め、日本は一貫してイランに対し柔軟性を発揮すべきと促してきた旨述べた。また、安倍総理より、今回の合意の迅速な履行、最終合意に向けた更なる努力を期待しており、引き続き米国と緊密に連携していく旨述べた。
 (イ)これに対しバイデン副大統領より、先般の合意を巡る状況につき説明があった。
 
6.北朝鮮

(1)安倍総理より、現在、北朝鮮は六者会合復帰の意思を示しているように見えるが、対話のための対話には応じられない、北朝鮮が非核化に向け戦略的な転換をするよう圧力を強化すべき時である、中国の役割は重要であり、引き続き緊密に協力したいと述べた。

(2)安倍総理より、拉致問題の完全解決に向けた安倍政権としての強い決意は変わらない、米国の引き続きの理解と支持を得たい旨述べた。

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