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日独定期首脳協議の意義と狙い

平成9年6月6日
西欧第一課

1.意義

(1)
昨年11月の日独首脳会談において、首脳会談の定期化につき合意されたのを受け開催されるもので、第1回の日独定期首脳協議と位置付けられる。

(2)
独は、統合を推進し、国際社会で一体性を強めつつある欧州において主導的な役割を果たしており、21世紀に向けての国際社会の構築においても、世界的に重要な役割を果たす意思と能力を有している。我が国は、かかる独を、日欧関係の一つの要、国際社会における主要なパートナーとして捉え、近年、一層の関係強化を図ってきた。今次の第1回日独定期首脳協議においては、昨年11月以来の日独二国間関係の進展状況につきレビューがなされるとともに、今後の日独関係の更なる進展に向けてのモメンタムの維持、及び国際情勢についての意見交換を通じてのグローバル・イシューへの共同した更なる取組が図られることが期待される。

2.近年の日独関係強化の歩み

(1)
96年5月に外相間で「日独パートナーシップのための行動計画」が合意されて以来、ハイレベルでの要人往来の活性化が図られるとともに、具体的な協力案件の実施が図られてきた。

(2)
昨秋にはコール独首相が訪日し、11月1日に行われた日独首脳会談においては、首脳会談の定期化をはじめ、二国間協力関係の方途につき有益な意見交換がなされ、日独関係に実質的な弾みが与えられた。また、本年4月には、ヘルツォーク大統領が国賓訪日し、日独関係強化に向けての着実な歩みを象徴的に物語るものとなった。また、経済分野でも、独側が「ジャパン・イニシアティヴ」を策定する等、新たな活性化の気運が高まっている。

3.狙い

(1)二国間関係
昨年11月の日独首脳会談において、優先課題とされた、日独社会保障協定、日独環境保護協力協定の締結交渉、日独青少年交流計画の策定につき、進捗状況と成果につき首脳間で確認することが期待される。更に、本年4月に開かれた第1回日独観光交流促進協議の成果、日独対話フォーラムの今後の進め方、更には、99年秋から2000年半ばにかけてベルリンを中心に開催予定の我が国の大型文化・学術行事につき、日独間で一層理解が深まることが望まれる。加えて、引き続いてのハイレベルでの要人往来が確認されることが期待される。

(2)国際情勢

国際社会における主要なパートナーとして、グローバルな問題への共同した取組を推進していくため、主要国際問題及び地域情勢につき意見・情報交換を行うことが期待される。特に独側より、通貨統合を含めた欧州統合への取組、NATO拡大問題につき首脳レベルで意見交換を行うことが期待される。



・コール首相

・日独青少年交流の強化についての共同発表

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