日仏首脳協議の意義と狙い
平成9年6月12日
外務省西欧第一課
1. 意義
- (1)
- 日仏両国は、21世紀に向けて急速に変化する世界においてともに重要な役割を担っており、両国が二国間のみならずマルチの場において協力することにより世界の安定と繁栄に重要な貢献をすることが可能である。
- (2)
- 今回の首脳会談においては最近活発化してきた日仏関係を、今後の更なる発展の方向性につき協議する。
- (3)
- また、昨年11月のシラク大統領訪日の際に築かれた日仏首脳間の緊密な関係を踏まえ、更なる日仏関係の発展のために両首脳が引き続き協力していくことを確認する重要な機会。
2. 最近の日仏関係
- (1)
- 昨年11月のシラク大統領訪日の際、両国首脳間で「21世紀に向けた日仏協力20の措置」に署名。その後、ハイ・レヴェルでの人物往来が活性化し、「フランスにおける日本年」にあたって総合的な日本文化紹介行事がフランスで展開されてきている。明年の「日本におけるフランス年」の実施にあたっては、百済観音とドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」の交換展示が予定される等、日仏交流の一層の活発化が期待される。
- (2)
- 日仏関係は、知日家のシラク大統領の下で急速に発展してきた経緯があるが、ジョスパン首相の下の新内閣の成立後も、フランスの対日姿勢に基本的な変更はないと見られる。
3. 狙い
- (1)
- 昨年11月に署名された「21世紀に向けた日仏協力20の措置」を踏まえ、その後の日仏関係をレヴューし、更なる発展の方向性を確認する。
- (2)
- デンヴァー・サミットにおいて取り上げられる日仏間の共通関心事項につき、予め両首脳間で意見交換し、サミットの討議に備える。