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平成11年3月
- 1.ASEMプロセスにおける外相会合の位置づけ
- (1)外相会合は、首脳会合の下でASEMプロセス全体を統括し、2年に1度の首脳会合が開催されない年に開催される。
(2)今次外相会合では、昨年4月のASEM2首脳会合での決定事項(以下2.参照)の進捗状況をレビューするとともに、2000年のASEM3首脳会合に向けての方向性を決定付ける重要な会合。
- 2.今次外相会合における主要テーマ
- (1)世界経済情勢
昨年4月のASEM2で決定されたアジアの経済・金融情勢に対するASEMとしての取り組み(貿易・投資を一層自由化することの重要性につき一致、ASEM信託基金、欧州金融専門家ネットワーク、ビジネス・ミッションの派遣等)をレビューし、今後の方策につき議論する予定。また、その後の世界経済情勢を巡る動き(特にユーロの導入、次期WTO交渉)についても時宜を得た意見交換が期待される。(2)地域・国際情勢についての政治対話
アジア、欧州双方が関心を有する地域・国際情勢(朝鮮半島、旧ユーゴスラヴィア等)について、自由かつ率直な意見交換を行う予定。ASEM各国間の更なる相互理解、信頼関係の増進を目指す。(3)ASEMの将来
中長期的なアジアと欧州の協力のあり方を議論してきたヴィジョン・グループの報告書が提出される予定。この報告書は今後外相会合としてのコメントを付して、2000年のASEM3首脳会合に提出される。また、ASEM2首脳会合で採択された協力枠組みに基づき、中期の作業計画が承認される予定。(4)その他
前回(97年2月)の外相会合で正式に発足したアジア欧州財団(ASEF)の活動や本年1月の蔵相会合について報告が行われる予定。また、アジア欧州環境技術センター(AEETC)発足、新規参加問題もテーマとなる予定。
- 3.我が国の取り組み
- (1)アジア・欧州の26カ国・機関の外相等が出席する中で、アジア欧州対話の主たる推進役を担い、アジア側調整国(韓国、タイ)を側面的に支援。
(2)アジアの経済危機については、ASEM2首脳会合でアジア開発銀行の日本特別基金を通じた従来からの協力を増額(約16億円→約30億円)した他、その後新宮澤構想等、全体で800億ドルに上る支援を積極的に実施。
(3)ASEM参加国を巡る政治・経済情勢についての意見交換を促進し、アジアと欧州の橋渡し役として、相互理解、信頼関係の増進を目指す。
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